2005年12月10日(土)  テクテク歩いて。
 
明日は通信大学の科目終了試験といって、卒業を目前に控えた僕は結構気合入れて頑張らないといけない日なのでございますというのにですよ僕ときたら。「あ、シャッター閉まってる」なんつってテスト前日の深夜0時45分。池袋駅でうちに帰る沿線のシャッターがゆっくり降りていくのを見ながら、電車がなければタクシー乗ればいいじゃないと、パンがなければケーキを食べればいいじゃない的発想で、一緒に飲みに行った女性に言ったら、「うーん、たまには歩いて帰ろうよ」と言う。テスト前日の深夜に。
 
僕の家も、その女性の家も同じ方向で、池袋から歩いて帰ろうと思えば帰れる。歩いて帰ろうと思えば。この歩いて帰ろうと思う条件は、温かくて、酒飲んでなくて、体力が余っている時であって、深夜0時45分、外は極寒で、かなり酔っていて、体力など微塵も残っていない。僕はタクシーを使いたい。早く帰ってシャワー浴びて、んー、もう酔って試験勉強できないだろうから、せめて明日早起きして勉強する為に一刻でも早く就寝したい。でも、この女性はきっと僕と一緒に歩きたいのに違いない。僕だって実はこの女性と一緒に歩きたいのに違いない。
 
この女性の出現によって、僕と彼女は今別れの危機に瀕している。この女性が悪いわけじゃない。もちろん彼女だって悪いわけじゃない。悪いのは全部僕チンです。と、酔っているのでそんなおどけたことを考えながら、極寒の東京の星空の下、僕とその女性は、テクテク歩いて未来を思う。
 

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