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| 2005年12月01日(木) ごめんなさい。 |
| 自殺の現場に遭遇したことがある。 仕事柄なのか恐怖心はなく、すぐに手首を握り脈を取ってみたけど、自分の激しい動悸で、生きているのか死んでいるのかわからなかった。 【高校側は「いじめも暴力もなかったと判断している」とコメントした】 最近見たニュースの一節。これを見て憤りを感じるというより、僕はどうしようもない無力感を感じた。 みんなみんな誰かに手を差し伸べようとしているけど、みんなみんな誰かの胸の奥なんて見ていない。それは、見えなくて当然のことかもしれないけど、本当に手を差し延べた時は、もう結末を迎えていて、その差し延べた手は、冷たくなった手首の脈を取っている。 「死ぬ前にサインを発していた」これはただの結果論で、自身の行動を合理化しようとする苦肉の策だ。 僕はあの日を忘れない。これからもずっとずっと忘れない。冷たい手首を、虚ろな瞳を、そして自分の鼓動を。誰かを救いたいだなんて大仰なことを思っているわけではない。ただただ、僕は忘れたくない。 ごめんなさい。 |
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