2005年10月13日(木)  家買ったよ2。
 
母は今まで車で2・3時間掛けて孫の子守りに行っていたのであって、まぁ今は元気だからいいのだけど、母だっていつまでも若くはないので、将来を見越して、母が住む家、それは実家になるんだけど、子供たちが離れたその実家はもう、実家という機能を失ってしまった。だったら新たに実家を購入しようじゃないか。お前たち妹がそれぞれ住む街の中間地点あたりに。
 
というわけで、新しく、といっても中古なんだけど、お母さんに家を買ってあげたい。僕は東京でもうこんなに堕落してしまって、二度と田舎には戻れない体になってしまったけれど、せめて、お母さんに、いろいろ、ほんといろいろ苦労してきたお母さんに家を買ってあげたい。お金のことは大丈夫。現在の生活水準を少し落とせばちゃんとローンを払える分くらいは確保できるから。お母さん、もうそこに住まなくていいんだよ。楽しい思い出もあるけど、それに勝るくらい辛い思い出だってあるでしょ。大丈夫、僕がしっかり働くから。お酒の量も減らすし、3食ちゃんと食べるから。お母さん、もうそこに住まなくていいんだよ。
 
と、8月に母に話したら、涙と鼻水でぐしゃぐしゃになりながら、お母さん、ありがとう、ありがとうって何度も僕に頭を下げて、妹たちも僕にありがとう、ありがとう、兄ちゃんが私の兄ちゃんで良かったって、よくわからないことを何度も言いながら喜んでくれて、あれから2ヶ月経って、また別の機会に書くけど、もう住宅ローンの申し込みとか、不動産屋の取引とか、本当に面倒臭くてややこしくて。僕一人だけが住む家だったら、こんな面倒臭いんだったら一生賃貸に住んだるわ! と、憤慨しそうな機会に何度も遭遇する度に、母と妹の涙を思い出して、頑張らんといかんなぁ。僕、長男だもんなぁ。と、大都会のビルの合間に見える空を見上げながら遠い遠い故郷を思って。
 

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