2005年08月29日(月)  男らしくなくたって。

他の病棟の婦長さんが、ベッドを移動させるので男の看護師を一人貸して欲しいという連絡があり、あ、じゃあ僕行ってきましょっか。と、何でもない態で言うと、「あの婦長さんとこ行っちゃダメ! こっちだって忙しいんだから!」と、看護婦さんに止められて、別に忙しくないだろう。ベッド移動させる時間なんていくらでも作れるだろうと思ったけど、口には出さず、不満にも思わず不平も言わず、そうですね。忙しいですもんねと、調子を合わせたその日のお昼。食堂でベッド移動をした別病棟の婦長さんとバッタリ。
 
「時間があるときでいいの。手伝ってくれるかしら」
「もちろんです」
 
即答する辺りが、自らを窮地に追い込んで自爆するといういつものパターンの始まりなのだが、手伝ってくれる? と訊ねられ、看護婦さんに止められてるので手伝えませんと答えるのも男らしくない。かといって実際に手伝いに行ってベッド移動を済ませて、何食わぬ顔で自分の病棟に戻って、あのベッド移動の件どうなりましたかねぇ。なんて馬鹿みたいな演技をするのも男らしくない。結局どっちに転んでも僕は男らしくない。
 

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