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| 2005年03月04日(金) 夢と希望と勇気のゲップ。 |
| というわけで昨日は東京ディズニーシーで思う存分、冒険とイマジネーションの海を体感してきて、それに値する代価を支払い、結局夢も希望も地獄の沙汰も金次第なんだなぁと考えながら帰りの地下鉄の窓に映るやつれた顔から目を逸らす。 ディズニーシーの開園時間は9時からで、僕たちは8時50分に到着して、開園と同時に人気のアトラクションの方向へ全速力で走り始める彼女の後を追って、ワー! キャー! ウワー! 面白かったね。うん面白かった。次アレ乗ろー! うん、アレ乗ろう。ワー! キャー! ウワー! はぁ、はぁ、怖かったね。うん、迫力あったね。次アレ乗ろー! ちょっと待って。はぁ、はぁ、ちょっと休憩させて。もー! オヤジなんだからー! と、こういうやりとりもまぁカップルらしいといえばカップルらしい。現に彼女の顔はハッピー感に溢れているし、僕も既に疲労感を感じているものの、未だハッピー感を感じている。しかし彼女の場合は10ハッピー感であって、やることなすこと全てハッピー。偉大なる将軍様ミッキー万歳。と、ディズニーリゾートのマーケティング戦略に体の髄まで洗脳されているが、僕は6ハッピー感。残りは3疲労感であって、1帰宅願望感である。というわけで自らの6ハッピー感に惑わされず、勇気を振り絞って1帰宅願望感を吐露。 「ねぇ、今日何時に帰るの?」 「10時! だって10時にここ閉まっちゃうんだもん!」 まるで10時に閉まらなかったら明日の朝までいる所存だけど、10時に閉まるから嫌々私は帰宅するというような口調で話す彼女を人目もはばからずガッと抱き締め、「お願いだから、8時には帰ろう」と耳元で囁いたのはまだ午前11時。 平日ということもあってアトラクションはそんなに混雑しておらず、スムーズに楽しめることができたが、このスムーズっぷりが彼女の夢と希望と勇気とお徳感に拍車を掛け、同じアトラクションに2回も3回も乗り続け、夢と希望と勇気を吸い込みすぎて出たゲップさえも夢と希望と勇気の香りがするような状態に陥り、もう何時でもいいですよー。君と一緒なら全てオッケーですよー。ずっと一緒にいようね。もう離さないからね。とフラフラしながら話す僕をよそに、午後9時になってもお目当てのアトラクションめがけて僕の手を離し小走りで疾走する彼女。 |
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