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| 2005年03月03日(木) 冒険とイマジネーションの海。 |
| 休日。午前6時起床。寝ぼけ面で歯を磨き、寝ぼけ面でヒゲ剃って、寝ぼけ面でお洒落して、寝ぼけ面で平日の満員電車に揺られて待ち合わせの駅に到着したがやっぱり彼女来ていない。絶対寝坊すんなっつったのオメェじゃんかジャンカジャンカジャンカジャンカー。とアンガールズのポーズを決めながら寒さに震える千葉県浦安市舞浜駅改札口。 約20分遅れで到着した彼女は謝るどころが異様にハイテンション。僕を置いて小走りで、東京ディズニーリゾートを1周するモノレール、ディズニーリゾートラインの方角へ走っていく。彼女そんなにディズニー好きだったけなぁと頭を傾げながら白い息を吐きながら彼女を追いかけるキング・オブ・デートの朝。 「冒険とイマジネーションの海へようこそ!」なんて書いてあるが、ただの埋立地にでっかいため池と奇抜な建物があるだけじゃねぇか、と思っているのは僕だけで、彼女含め周囲の客はもう夢と希望と冒険とイマジネーションと馴れ馴れしさでいっぱい。「写真撮ってくださぁい」なんて砕けた口調で話し掛けられること数十回、「写真撮ってあげましょうか」なんていらぬ善意を降り掛けられること数十回。なんなんだこのファミリー感は。 と、漠然としているのはやはり僕だけで、株式会社オリエンタルランドの事業の中軸である東京ディズニーリゾートのアルバイト募集によって雇用契約を結んだどこぞかのお兄ちゃんがかぶっているディズニーキャラの着ぐるみにホリエモンを取り囲む報道陣のように群がっている。 彼女なんて何の原作のキャラなんだと思わせるような気色の悪いネコだかタヌキだかの着ぐるみに記念写真を要求し、そのネコタヌキにジェスチャーで椅子をそこの椅子を持ってこいと命令され、彼女が素直なのは僕が一番知っているのであって、はーい♪ なんつって小さな椅子を持ってきて、そのネコタヌキにそこに座れと命令され、彼女が従順なのは僕が一番知っているのであって、はーい♪ なんつって小さな椅子に座ると、彼女の上にそのネコタヌキが座るではないか。 馬鹿だ。彼女もネコタヌキも馬鹿だ。埋立地から発生した妙な感じの夢や希望や冒険に侵されてしまっている。彼女なんて何のキャラかわからないネコタヌキに膝の上に座らされても尚、キャッキャキャッキャ、ハヤク、ハヤクシャシントッテーなどとはしゃいでいる。この調子だとミッキーマウスに刃渡り30センチの出刃包丁で腹を割かれても大声で笑い続けるのではないだろうか。 そんな僕は慣れない早起きがたたって、とあるアトラクションの途中で眠ってしまい、彼女にこっぴどく怒られた。でもいつものこっぴどさレベルより若干弱めの怒りだったのは、ここが冒険とイマジネーションの海だから。 |
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