2004年07月21日(水)  新しいメディアによる失態。
 
今日、ある大失態をしてしまった。これは新しいメディアが生んだ悲劇といっても過言ではなく、ただの不注意といってもよく、この失態によって何の教訓を得られるわけでもなく、ただただ焦燥狼狽。
 
昔の彼女から届いたメールの返事を今の彼女に返信してしまったのだ。
 
男からするとかなり痛い状況である。その返信内容がどうであれ、そういう行為こそが問答無用であり斬り捨てられて当然なのである。
 
しかしその返信内容自体は大したことはなく、昔の彼女が結婚してそれを報告。昔も楽しかったけれど、今は幸せに暮らしていますという内容で、彼女に一方的な別れを告げてから早5年。未だに独身、結婚の予定も予兆すらもない僕に対しての当てつけにも思われるようなメールだったのだが、そのメールの一節に「今でもあの頃に戻りたいって思うことある?」と書いてあって、僕は「あの頃」を、その彼女との付き合いを指すのではなく、気楽な学生時代に戻りたいということと、昔の彼女がそう訊ねている手前、「絶対戻りたくない」などと言えるわけもなく、「うん。戻りたいって思うことはある」と、どうとでも受け取れる曖昧なことを書いてしまったのだが、その終始一貫曖昧に埋め尽くされた文章を今の彼女に返信してしまった。
 
そんなメールを送ってしまった彼女の心境は察する余りで、しかしここで「ゴメン、ゴメンなさい」などと変に慌てるのも逆に怪しまれるし、怪しまれたら、昔の彼女とたった1度だけのメール交換をしたということ以外、何も怪しいことをしていない、具体的にいえば、その昔の彼女に今でも少なからず行為を持っていたり再会したいと思っているということはないというのに怪しまれてしまい、最悪な場合、この現在の恋が終焉を迎えてしまったら、1匹のシロアリがやがて家屋全体を食い潰し崩壊せしめることと同じで実に馬鹿らしい。
 
では、僕はこの緊急自体に如何のような返信をしたか、その全文を抜粋する。
 
「あ 学生の頃の彼女のメールの返事書いちゃった。ゴメンね」
 
事実を簡潔に! かつオチャメに!
 
はぁ。どうしよう。
 

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