2004年06月01日(火)  あっ、ふぅ、ちょっ。
 
「ひよこ」を食った人にしかわからないと思うが、まずは「ひよこ」の説明。って僕も詳しくは知らないんだけど、おそらく福岡のお菓子。「ひよこ」を土産にもらったら「あぁ、福岡に行ったんだね」と言っていたのでおそらく福岡のお菓子。実際どうなんだろう。東京の人って「ひよこ」食べたことあるのかしら。って9ヶ月前くらいに考えていたら、今日電車の中で若い女性2人が「ひよこ」に関する話をしていたので目を閉じて静かに傾聴。
 
「ひよこって外の皮も美味しいけど中のあんこも美味しいのよねー」
 
と、なんだそりゃ。結局「ひよこは美味しい」って最初から言えばいいじゃん。外の皮とあんこをわざわざ分けることないじゃん。と、思います。終わり。もう終わりにしたい。ウンコ行きたいからね。だけど今日は「ひよこ」のことを書こうとしたのではなく、口語体について書こうと思ったのです。排泄の衝動を抑えつつ。
 
さて、僕は、僕じゃなくてもいいや。文章を書く人達は皆、台詞を書きます。AさんとBさんの会話を書きます。それは当然です。しかし、この文章、いくら自然に見えてもすごく不自然なのです。ドラマで何気に話している台詞も我々が生活している日常と照らし合わせてみると、その不自然さが俄然際立ってきます。
 
例えば、これは台詞じゃないんだけど、CMの場合。夜が安心だからと、ただそれだけの理由で、コンビニの店内で生理用ナプキンを手に取ってニコニコ笑う女優。そんな奴は実際いない。はちきれんばかりの笑顔でハンバーガーを頬張る奴なんていない。
 
「もしもし」
「あ、あぁ」
「もしもし」
「あぁ。あ、ちょっ、あ、ゴメンね。久し振り」
「何してんの?」
「猫が、あっ、ちょっ、ちょっ、猫が」
「猫飼ってるの?」
「うん。ちっちゃいやつ。今テーブルの上に乗ってて、あ、こら、ちょっ」
「何かふっ、楽しそうだね。ふーん」
「すごい元気なのよ。あ、そういえばこの前ね、あん、ちょっまっ、ちょっ」
 
と、実際の会話というものはこんなもので一向に話が進まない。よし、今日はこの人との会話をそのまま文章にしてみるぞと想いながら会話をしていると、いかに口語体をそのまま文章にすることが不自然かということがわかる。自然に話をしているけど、文章にすると不自然。ということは文章で描かれる会話自体が不自然といえるわけで、あ、ふぅ、ちょっ。
 

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