2004年05月31日(月)  小さな怒り。
 
モスバーガーのレジの前に並んでいたとき、隣のレジに並んでいた若い女性2人組。

「なんか先週の暑さの疲れが今になって出てきた感じ」
「あー。わかるー」
 
そんなものわかるもんか。なんだいそれは。そんなことがあるもんか。先週の暑さの疲れは先週のうちになんとかしなさいよ。どのような医学的根拠があって疲労感が週を越すと考えているのだこの女は。「あー。わかるー」と軽々しく同意する女も女だ。じゃあ何か。キミは先週感じた空腹が今週になって出てくることがあるのか。え? どうなんだ。え? あ、モスチキンバーガーをオニポテセットで。あ、コーヒーで。あ、アイスで。と、注文の順番がまわってきたので注文を済ませ、「しばらくお待ち下さい」と、アイスコーヒーと番号札が乗った盆を渡され、座席に座って文庫本を読んでおりました。
 
しばらく読んでおりました。乙一の「暗黒童話」という小説を読んでおりました。乙一は僕より年下のくせにすごく面白い文章を書くので憧れます。すごいと思います。あの意味のない会話をしていた女2人組にも読ませてやりたいです。と、店員。
 
「申し訳御座いません。大変遅くなりました」
 
と、モスチキンバーガーとオニポテを持ってくるではないか。突然謝罪されて僕はびっくりしました。全然遅いだなんて思ってもいなかったのに店側としてはモスチキンバーガーの製作過程で何らかの時間的ロスが生じてしまったのだろう。よって店員は謝罪の意を僕に表す。こいつなんで謝ってんだと思っている間に店員は持ち場へ去っていきました。
 
と、徐々にぶち切れ。何遅れてんだよー。ボサッとしてんじゃねーよ。ファーストフードなんだからもっと迅速に対応しろよー。と一人憤慨。さっきまで微塵も怒っていなかったのに。
 
この怒りは、遅れているという事実を認識できなかった僕の鈍感さに対する怒りであって、店員に怒っているわけではない。僕はいつも小さな事象に対して一人でくよくよ怒っている。3分経つと忘れる。
 

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