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| 2004年05月29日(土) 午前3時の冷蔵庫。 |
| 今更ながらで御座いますが、冷蔵庫がこんなにも収納物を冷やすとは思ってもいませんでした。と午前3時。冷蔵庫の前に立ち、右手にリンコジューズを持って。 新しい冷蔵庫が届いた。この部屋は、引越時、各自冷蔵庫を持ち込むのではなく、ラブホテルに置いてあるような正方形の冷蔵庫が備え付けられているのであって、どうせ一人暮らしだからまともに料理なんてしないんだろう馬鹿が阿呆がという大家の目論見丸見えな収容面積が驚く程狭い小さな冷蔵庫で、この1年、大家の意向通り、まともに料理などせずに頑張ってきたのであるが、自炊しない人間はビールを冷やす権利などないとでもいうのか、この冷蔵庫、本当に気の抜けた冷やし方しかできませんでした。 と、午前3時。冷蔵庫の前に立ち右手にリンゴジュースを持って。 なぜ午前3時、真っ暗な部屋に冷蔵庫の前にリンゴジュースを持って立っているかというと、最近ものすごく夜暑い。暑いのでエアコンを入れて就寝する。のが午前1時。タイマーを1時間に設定して、午前2時にタイマーが切れる。そして部屋の温度が徐々に上昇しはじめる午前3時。「あ、あちーよ!」と一時起床。半ば眠りながら小便をして、冷蔵庫の前に立ちリンゴジュースを取り出す。「ち、ちべてー! おいちー! つか冷蔵庫新しくなったんだ」と。 家電製品でも洋服でもいい、前日に何かしら新しい物を購入した場合、翌日目覚めて前日に買ったそれを見るときに「あ、昨日これ買ったんだ」と小さな感動を抱くときがある。それと同じく午前3時。僕は感動した。僕のクオリティー・オブ・ライフがまた上がった。冷蔵庫がある生活。夜中にがんがんに冷えたリンゴジュースが飲める生活。金も名誉も女もいらない。僕には孤独な深夜を支えてくれる冷蔵庫さえあればいい。 |
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