2004年05月24日(月)  えーわいゆー。
 
浜崎あゆみ見たさに鹿児島から東京に来た友人と、先日「MTV THE SUPER DRY LIVE」というライブに行って、浜崎あゆみのファンではない僕は、ミッシー・エリオットが生で見れるということが嬉しくて、この嬉しいという感情も、天にも昇るという程ではなく、「食事の後にヨーグルトあるけど食べる?」と訊ねられて、「あぁ、食べる」という程度の、まぁ、あるんだったら食べようかしらという気持ちに似ていて、おまけに雨。一向に開場しない会場。ずぶ濡れの一張羅。服に雨の滴が染み込んでいく度に下がるテンション。
 
「なぁ、もう帰ろうよ」
「なんでそんなこと言うんだよ。やっと会場入れたっていうのに。あ!」
「わー」
「なんだよその棒読みの盛り上がりっぷりは。あー! わー! んぁー!」
「それにしてもあの女の子めんこいね」
「何言ってんだよ。浜崎あゆみじゃないか! らー! くぅー! あゆぅぅ!」
「あー、この曲知ってる。カラオケで聞いたことある。合コンとかで女の子がよく歌うやつだよね。あ、あ、この前合コンに行ったときの女の子の振り付け真似てるよ」
「馬鹿! 馬鹿垂れ! その女がayuの真似してんだよ!」
 
場所がとてつもなくいい場所らしく、とてつもなく浜崎あゆみが近くにいる。しかし僕は夜勤明け。しかも雨に濡れて気分が屈託。ayuどころじゃない。眠い。帰りたい。
 
「ちょっと、浜崎あゆみ終わったら起こしてくれる?」
「なんてこと言うんだ! 連れてくるんじゃなかった!」
「大丈夫。うちに帰ってCD買って聴くから」
「生で聴けよ! ライブを感じろよ!」
「お! よっちゃんだ! たのきんトリオのよっちゃんがギター弾いてんじゃん!」
「お前の感動のツボはどこにあるんだよ!」
 
と、周囲の高いテンションについていけず、歌う曲歌う曲、似たような曲ばかり歌い、ことあるごとに「もりあがろーぜぇーっ!」とヒステリックに叫ぶ歌手長者番付2位の歌手を尻目に、僕のテンションは落ちるところまで落ちた。花のように儚いのなら、君の元で咲き誇るでしょう。
 

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