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| 2004年05月16日(日) 足の臭い。 |
| うちの職場の夜勤は夕方5時から翌日午前9時まで。実質的には夕方4時半にはナースステーションに入っていて、あ、こんちは。あ、どうも。あ、今日日勤だったんですか。あ、そうなんです夜勤なんです。あ、あの人退院したんですか。あ、入院あったんですか。と、仕事と私語の中間のような会話を30分ほど交わし、翌日午前9時半には、やはりナースステーションで、あー、やっと終わった。あー、帰ってから何しよ。あー、洗濯物溜まってるんだよなー。あー、今日日勤ですか。あー、僕はもう帰りますけど。へへ。うへへ。なんてやはり仕事と私語の中間のような会話をするのであって、合計17時間も職場に拘束されるわけだが、いちばん気になるのは、この過酷な労働環境ではなく、足の臭いである。 というのも、ナースシューズというものが、驚くほどに通気性が悪い素材でできており、油断するとすぐに蒸れてしまう。アポクリン汗腺? 正式な名称が思い出せないけれど、足の裏にはアポクリン汗腺だらけなので、すぐに臭くなる。よって、悪臭を伴わずに17時間の労働を乗り越えるには、こまめにナースシューズを脱ぐという行為が必要なのである。 だから僕も臭いのは嫌なので、カルテへの記録などの仕事の際、こまめにナースシューズを脱いでいるわけだが、この悪臭への対応策の欠点は、あらゆる行動に迅速に対応できないということであって、名前を呼ばれた場合、しかもそれが緊急の用が発生した場合、靴をしっかりと履く間もない場合、靴のカカトの部分を踏むという行為を忌み嫌っている僕は、靴のカカトを踏まないように、つま先で立っている状態、いわゆる少し背伸びした状態でぴょこたんぴょこたん歩かなければならず、その状態で走るものだから、常に膝カックンされているような体勢になるのであり、実に格好悪い。 実際、足の臭いなんて過剰なる自意識から発せられるものだから、そんなに気にすることはないのだけれども、自意識が過剰ということは、まだまだ僕も若いということで、臭いのことなどあまり考えなくてもよさそうなストッキングを履いた看護婦さんの細い脚を眺めながら。 |
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