2004年05月01日(土)  異変。
 
昨夜から体調が勝れない。身体中がどんよりとしている。景色は暗く、思考は陰。昨日、深夜番組を見ながらビールを飲んでいたあたりからおかしかった。僕は毎日ビール1本飲んで寝るのだが、どうもビールが美味しくない。全然美味しくない。ソファーに半分寝た姿勢で、どんよりとぐったりとしながらビールを飲み干し、歯を磨き、小便をしてベッドに入った。
 
珍しく眠れない。横になると気分が悪い。初めてビールを飲んだときのように身体中をアルコールがすごいスピードで回っている。目が回る。不安になる。一人暮らしで体調が悪くなるときほど不安になるものはない。誰かに電話したくても、もう時間が時間だし。冷や汗が出てくる。胃の辺りが熱くなる。急いでトイレへ走る。
 
嘔吐。ビール1本で嘔吐。便器にすがるように膝を付く。もう一度嘔吐。なんだこれは。どうしたんだ。と、立ち上がり、目の前が真っ暗になる。部屋の入り口で気を失ったようにしばらく横になる。フローリングの冷たさが心地よい。その夜は、ベッドに戻る気力もなく、そのまま部屋の入り口で眠りに落ちた。
 
腰が痛い。膝が痛い。頭が痛い。硬い床の上で寝ていたので、全身のあらゆる箇所が痛む。午後1時。シャワーを浴びて、夜勤の準備。
 
「それじゃあ、行ってくるね」
「行ってらっしゃい」
 
なんでもない彼女との電話。彼女は昨日、友人達と遅くまで遊んでいたらしく、声も、いつもより張りがある。僕とは対象的に生気がみなぎっている。空を見上げる。僕の身体のようにどんよりとした曇り空から、五月雨が、静かに。
 

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