2004年01月28日(水)  礼節と良心。
  
また電車の中吊り広告の話題になってしまうが、「マイホームを購入した方へアンケート回答者全員に2000円!」と書いてあって、この金額は果たして自分の中のどのような位置に置けばいいのか迷ってしまい、そりゃあ僕もアンケートに答えて2000円もらいたいけど、この場合、アンケートの前に数千万円のマイホームを購入しなければいけない。
 
例えば4千万円のマイホームを30年だか50年だかのローンで購入し、これで死ぬまでローン生活だと少し憂鬱になっているときに2000円もらえることがどのくらいの慰めになるのだろうか。マイホームが欲しいなんて思ったことないけど、もし将来購入した場合、2000円もらって僕は喜ぶだろうか。
 
まぁどうでもいいや。さて、「この車両は冷房を弱めにしてあります」という注意書きがまだ貼ってあるマヌケな電車に乗って職場に向かう最中、ヘッドホンの音漏れ甚だしい若者が横に立ってまして、僕は公共での礼節というものを尊重する方であって、電車内での携帯電話でのお喋りやヘッドホンの音漏れなどの不作法は頑とした態度で臨むわけであります。
 
といっても故意に肩をぶつける、足を踏む。おもむろに厭な顔をするなど対処法は稚拙でありますが、意外とこの方法は効果を発揮するのであります。というのも携帯電話を車内で使用している並びに大音量で音楽を聴いている本人は、少なからず公共のマナーを遵守していないという罪悪感を持っているもので、まぁいいや誰も注意しないし、職場ではマジメな方なんだけどどうせ周りに知り合いなんていないしという甚だ利己的な理由で周囲に多大なる迷惑を被るわけでありますが、そこで僕が肩をぶつける足を踏むなどの手段で、相手の良心を刺激するわけであります。
 
そこで相手はようやく「あぁ、やっぱりこれはしてはいけないことだったんだ」なんて思い始めてペコリと頭を下げたり、その場で土下座をしたり次の駅で降りてホームに飛び込んだりするのです。人間は皆弱い生き物なのに、無意味に強がろうとするから無理が生じるのです。
 
といいつつ電車内で彼女からのメールをニヤニヤしながら眺める筆者。
 

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