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| 2003年12月16日(火) 不幸の耐性。 |
| 彼女と別れた。風邪をひいた。あと1個。あと1個何かよからぬことが起こるぞよ。往々にして不幸は3つ続くものだ。あと1個。何かしら。僕の身に何が降りかかるのかしら。 今朝から左手が麻痺している。 最初は痺れているだけかと思った。そのうち治るだろうと思った。電車の中でMDウォークマンのリモコンを左手で操作しようとしたが手に力が入らないのでリモコンのボタンさえ押せなかった。職場の食堂で昼食を食べようとしたとき、左手で茶碗を持てなかった。どうもおかしい。 左手の麻痺。考えられることは、神経麻痺、脳血管障害、もしくは失恋。 僕は不幸に対して、昔からいろいろと耐性ができているので、左手が動かなくなったってヘッチャラだが、それにしても年の瀬の忙しいときにこの左手ときたら。じっと手を見る。じつと手を見る。 人間には1年ごとに分配される不幸の量が決まっていて、それを1年のうちに、例えば深爪をする、電車を乗り過ごす、お風呂の下の方がまだ冷たかったなどの小さな不幸を体験することによって、不幸ノルマを達成しなければいけない。僕はきっとそれを怠ったんだと思う。楽な方へ実のなる方へ。ウヘヘヘウキャキャキャ愉快愉快。今日はラッキー明日はハッピー渡る世間は美女ばかり。不幸だなんてナンセンス。 なんてことばかり考えていたので、きっと神様がお怒りになって、神様の事務室みたいなところの事務員が僕の不幸の帳尻を合わせる為に、このくそ忙しい年の瀬に彼女と別れて風邪をひいて左手が動かなくなった。 |
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