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| 2003年12月08日(月) 彼女と別れてしまった。 |
| 彼女と別れてしまった。 別れてしまったなんて第三者の介在があるような書き方をしてしまったけれど「別れてしまった」ということは、仕方なく、仕方なくって書くと語弊が生じるけど、うーん、必要に迫られて? これも違う。別れたくなかったんだけど、これも誤解されやすいなぁ。なんというか、今じゃなくてもいいのに、そう、今月はクリスマスだってあるのに、先を見越して? これかな。先を見越して、別れてしまった。 今でも胸が痛い。失恋というものは、どうもいけない。僕の失恋の主症状は動悸。動悸が激しい。胸がドキドキして何も手につかなくなる。電話をしたいけど、別れてしまったのだし今までみたいに声を聞きたいときに声が聞けない。だけど胸が痛い。もう、なんていうか、お箸を握っただけで、トイレに座っただけで、足の爪を切るだけで涙が出る。 「どうしたの?」 「い、いや。なんでもないよ。なんで電話したんだろ僕」 「変なの」 「ごめんね。さようなら。元気で」 結局彼女に電話する。動悸が治まる。やった。身体が楽になった。シャワーを浴びてベッドに横になる。動悸がする。眠れない。白い天井を見るだけで涙が出る。 「寝る」 「うん。私も今から寝るわ」 「そう」 「おやすみ」 「おやすみ。さようなら。元気で」 結局彼女に電話する。動悸が治まる。やった。身体が楽になった。別れてもー好きな人ー。夢の中でも動悸がする。そしてやっぱり僕は泣いている。 彼女は、別れた彼女は、どんなときでも「言葉」が使える人だった。泣いてるときも叫んでるときも、的確な言葉を選ぶことができた。私はなぜ泣いてるのか、なぜ叫んでいるのか、その涙を言葉に変換することができた。 僕は、彼女が嫌いになったのではない。僕は、僕が嫌いになったのだ。彼女に何もしてあげられない。何も与えられない。仕事仕事仕事。うちに帰ると原稿原稿原稿。たまのきゅうじつは睡眠睡眠睡眠。この状況で声を大にして「キミを愛してる!」なんて都合のいいことは言えなかった。最初は言ってた。やがて悲しくなった。「愛してる」の言葉はただの言葉として独立し、「愛してる」の意味は終電の電車の中に置き忘れてしまった。 いつでも戻ってきて。 彼女はそう言ってくれる。だけど僕はもう戻れない。戻りたいけれど、僕はまた同じ過ちを繰り返してしまう。思い返してみると、僕はいつも同じ過ちを繰り返している。この日記を読み返しただけでもどれだけ恋の反省をしているのか。その反省は次の恋愛の課題になり、達成するための目標になり、実を結んだことがあったのか。ないだろう。いつも同じことばかりして動悸に襲われる結果になっているだろう。僕は、猿ではないだろうか。 彼女と別れてしまった。どうしよう。また一人になった。不安でいっぱいだけど、いますぐにでも逢いたいけど、頑張らないとね。南国育ちの僕に、東京の冬が越せるだろうか。 |
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