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| 2003年10月07日(火) これからの行方。 |
| 羽田空港。今まで電車を乗り継いで行っていたが、今日は彼女の計らいでリムジンバスを利用することになった。バスが来るまでメトロポリタンホテルの喫茶店でコーヒーを飲んだら1杯750円だった。更にその値段の10%をサービス料として上乗せされた。1流ホテルでゆっくりと紫煙を揺らぐにはまだ早い年齢だと痛感。 羽田空港の雲は重く、風は強かった。約1ヶ月という日数は長いか短いか。彼女にとってはとても長いらしく、僕にとってはよくわからない。これからの1ヶ月が、今後僕に何をもたらすことになるのか、楽しみでもあり憂鬱でもある。 機内は激しく揺れ、右翼がもげた。空中に漂うもげた右翼を眺めながら、これから過ごす1ヶ月を杞憂した。「只今右翼がもげてしまいましたが、ご安心下さい」などと何の慰めにもならないアナウンス。激しく右側に片寄る機体。錯乱する乗客。「只今より海上に不時着しますが、乗客の10%は助かりますのでご安心下さい」と更に不安を掻き立てる機長のアナウンス。誰もが自分こそその10%だと信じていた。窓を覗くとすぐ下に海が見えた。 大きな振動で目覚める。機体は滑走路を走っている。夢を見ている間に目的地へ到着してしまった。 「今、着いたよ」 手荷物受け取り所で、迎えに来ているはずの人に電話をする。 「それでは、私は隠れますので、探して下さい」 僕は素直に探した。そいつは目立たない場所に位置するトイレの中に隠れていた。 |
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