![]()
| 2003年05月03日(土) モグラと人間。 |
| 講義の昼休み、女性4人とサンシャインビルのショッピングモールへ食事に行ったら、どこも並んでいる。どこの飲食店も入口に人が溢れている。みんなもっと工夫したらどうなんだい。ほら、こうやって混むことはあるていど予想されてるんだからさ、11時に腹が減るとか、14時にお腹がなるとか、こう、自分を上手い具合に騙し騙ししてさ。僕たちはしょうがないんだ。講義の昼休みは12時から13時までって決められてるんだ。今日も朝から実験実験。前の人の肩にタッチして、前の人はその前の人の肩にタッチする。神経伝達速度だって。知ってどうすんだっつの。仔細に記録して標準偏差を求めなさい。って求めてどうすんだっつの。ねぇキミたち。ってあれ。いない。どこ行った。また迷子かよ。4人とも、見失ってしまった。サンシャインビルの地下で独りぼっち。連休の家族連れの波に揉まれて独りぼっち。あ、いたいた。ゴメンなさい。考え事を、していました。 それにしてもなんなんだこの人波は。世間は、どうも祝日らしい。ねぇねぇ、地下街を道行く人たち。ねぇねぇ、今日の天気、何か知ってる? 当たり。晴れ。日本晴れ。最高気温28度だってさ。暖かいね。東京は春を通り過ぎて夏が来ました。ってね。そう思うでしょ道行く人たち。ね。馬鹿なのですか。連休で、日本晴れ、お出掛け日和。そして地下街。馬鹿なのですか。外行けよ外。地上を歩け。空を見上げ大地を踏みしめろ。魂の光合成をして下さい。どうか地上へ出てください。エレベーターはあちらです。 僕の思い虚しく、人は溢れるばかり。モグラかっつの。ちなみに処女膜が存在する生物は人間とモグラだけなんだってね。ホントだよ。どうでもいいけど。さてマック。マクドナルドに行きました。やはり、人が溢れている。レジまですごい並んでいる。5列並んでいる。マックに5つもレジがあることさえ脅威なのに、その5つのレジでも裁ききれないほど客がいるっていうのも脅威だ。並んでいると、店員が、前もって注文するやつ考えててください。という意味のことを言いながらメニューを配っていた。もう、異常な風景である。まるで配給である。 「どうしたの口 ボンヤリ開けて」 「ありゃあ家畜じゃないか」 「どれ?」 「この列に並んでる人たち」 「ん?」 「エサを待つ牛か羊みたいじゃないか」 「ふふ。そう見えなくもないわね」 「家畜が家畜を食ってるぜ」 「うん。なんとなく意味わかる」 「家畜が家畜を食ってるぜ」 「うん。さっきも言ったね」 「家畜が家畜を、あ、ビッグマックセット1つ、アイスコーヒーで」 大都会は、人間らしさというものが、なかなか機能しないと思った。 |
| 翌日 / 目次 / 先日 |