2003年03月05日(水)  切腹マニア。
去年の今頃の日記を読み返していました。えっと、去年の3月2日。僕は何をしていたかというと、彼女と、彼女の妹と、彼女の母親と食事に行っていたんです。初めて彼女の母親とご対面したのです。料亭なんか行っちゃって、あぁ、このまま結婚とか、してしまうんだ僕。なんて眩い希望と潔い諦めを持って、料亭の大きな座布団に座ったのであります。そして約2ヵ月後に別れたのであります。その日の朝は「明日ワタシのうちで焼肉パーティをするんだ」なんて言ってたのに、同じ日の夕方に「あなたとはもうやっていけない」と一方的に別れを告げられたのです。まさしく朝令暮改。女心と梅の花。あっという間に散ってしまいました。
 
それから彼女らしい彼女もつくらず現在に至るわけですが、これからも暫く彼女をつくろうなんて気はございません。結婚はしたいですけど。恋のエゴイズム愛のフライング哀しみのアンソロジー。よし、歯を磨こう。歯を磨いて寝よう。
 
電話。
「迎えに来てー」
「えぇー。今どこにいるの?」
「明石」
「え」
「明石」
「え、明石? 明石ってどこ? 神戸県だっけ」
「馬鹿ねアナタ」
「馬鹿ねってめちゃくちゃ県外じゃん」
「ねぇ」
「何」
「結婚しましょうよ」
「今は無理」
「どうして?」
「今から歯磨きすんの」
「あっそ」
「まぁ、検討しときますよ」
「死ね」
「んぁ?」
「死んじまえー」
「それでは地獄で逢いましょう」
「おやすみ」
「おやすみ」
 
現在はこんなにふざけた恋愛をしています。これを恋愛と定義していいものか。多分ダメだ。こんなんじゃダメだ。去年の今頃を思い出すんだ。あの悲壮感漂う決意と愛情。僕は彼女を愛していた。だけど彼女は愛してくれなかった。逆のような気もするけど、どっちだっていいや。覆水盆に帰らず。恋の火は、時として友情の灰を残します。僕たち今では友達同士。エッチもたまにしかしません。嗚呼不純。僕は今でも無垢への憧れを持っています。愛する事を教えてくれたあなた。今度は忘れる事を教えて下さい。……。……んぁ? よし、歯を磨こう。シャワーを浴びよう。風呂上りの我が身を鏡に映し嘆いてみよう。矛盾した思考を暴力的に合理化して今夜はホステスに猛アタック! しからばゲッツ!

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