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| 2003年02月08日(土) 純粋無垢な不浄の手。 |
| 去年の今頃の日記を読んだら、去年の今頃の彼女がいて、それなりに毎日ウキウキしていたんだけど、どうしたんだ。昨今のこの渇ききった状態は。恋人を愛したり、愛されたりって、たった1年で、こんなにも冷めてしまうものなのか。残念。昨日海に行った彼女は、前に書いた水商売の女性で、遠距離恋愛の彼氏がいて、僕は相変わらず遠距離恋愛と聞いて鼻で笑っているんだけど、彼女は実に真剣で、メールの数とか頻度とか、すごい。「何してんの?」とか「今から寝るね」なんてメールは野暮だ。そもそもそれは会話でも手紙でもない。ただの伝達じゃないか。他人の意思を、他人が受け取る。恋人ってそういうものなのか。今になって考え直したりして。やばい。 週末なので彼氏が帰ってくるんだって。5時間もの列車に乗って。そりゃあね、彼氏は嬉しいと思うよ。鹿児島駅に着くまでの5時間。ウキウキだろうよ。だけどね、日曜日の夜はまた鹿児島駅にいるんだよ。5時間かけて福岡まで帰るんだよ。帰りの5時間の空しさといったら察するに余り。それが愛の試練というのなら、僕は鼻で笑って放棄する。 あぁやばいやばい。泣きたい。この屈託した精神に対して涙を流したい。素直になりたい。綺麗な花を見て美しいと呟き、象を眺めて鼻長げぇなぁと言いたい。見るものとか、感じるものを全て素直に受け止めたい。サンデー毎日の記事に「最近の若者は本音で話すことができない」と書いてあったけど、僕もその範疇に入るのかもしれない。いや、「最近の若者」って呼べるほどの若者でもないような気がするので、僕は「本音で話すことのできない若者」の先駆者なのだ。パイオニア! えっへん。変な自信が出てきた。みんな僕に着いて来い。そして世界のはてを見て愕然とするがよろし。 パイオニアは始めは拒絶されるって言葉があるけど、誰も僕のことを拒絶なんてしてくれない。拒絶というか無視だ。ことなかれ主義の賜物だよ。誰か、僕を拒んでおくれ。汚い言葉で罵倒しておくれ。いや、やっぱりよしとくれ。僕をそっとしといておくれ。どうして僕はこと恋愛に関してこんなに苦悩が多いんだ。何だ? 素直になれば万事OKなのか? 純粋無垢な人間だけが、純愛の対象なのか。純粋無垢? 笑わせてくれるよ。見回してみろ、この世のどこに純粋無垢など存在するのだ。純愛が輝いているのか。とんだ茶番だよ。僕たちはね、言葉と体、このたった2つの素材を駆使して、複雑に組み合わせて、世の中を渡って行かなければならないんだ。大変だね。嘘だってつくよ。しょうがないよ。多少は汚れるよ。純粋無垢なんて無理だよ。絶対無理。 あぁ、昨夜は、寝てました。去年の今頃の彼女の前の彼女から電話が入っていました。僕は酔って寝てました。酔って酔われて酔いしれて今夜も一人の夜が更ける。あぁ、昨夜は、寝てました。電話をとれませんでした。僕は、こう、なんていうんだろ。こと恋愛に関すると、内気になってしまうので、どうも駄目です。遊びの恋ならば、この世に遊びの恋というものがあるならば、僕は全ての抑制を失うことだってできるのに、憧れの人とか、昔の女性とか、全ての行為に抑制がかかってしまい、身動き1つできず。ただうろたえるばかり。 おそらくこれから、あらゆる関係をリセットしなければならない事態がやって来ると思う。 神様どうかお願いします。僕をこれ以上汚さないで下さい。不浄の手で、昔の女性へ手を差し伸べるなんてことは。 |
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