『ヘビゴンザレス(仮)の観察日記』

2002年05月13日(月) みんな、一緒


地方限定発売のポテト・チップスが、お近くのコンビにでも手に入るようになったので、
"関西だし風味"と"こんぶだし風味"と"九州だし風味"(いずれも、正式名称は定かでない)の
みっつをヘビゴンザレス(仮)と一緒に食べてみました。

"関西だし"は、ちゃんと、かつおとこんぶの味がして凄くおいしかった。
このみっつのなかでは一番好きな味だと思った。
"こんぶだし"は、なんだか、"のりしお"をどうにかしたような味に思えて仕方がなかった。
"九州だし"は鳥だし風味で、でも、粉っぽいテクスチャだった。
……以上、みっつを食べ比べてみての感想だ。

で、「どれが一番おいしい?」と、ヘビゴンザレス(仮)にも訊いてみた。

さっきから黙々と、手を伸ばしては口に運び、手を伸ばしては口に運び……
軽作業義務を彷彿とさせる様子で、みっつを順に食べ比べているヘビゴンザレス (仮)。
どれも同じ表情で食べているので、
ますますどれがおいしいと感じるのかを気になって、訊いたものの……

「よく分かんない。味、一緒」

……みっつは、どれも、明らかに違う味・風味を醸しています。
前記したように、それは確かです。

それなのに、嗚呼、それなのに。

私は、あの子の味覚発達の方法を、間違ったかも知れません。
やっぱり、母乳で育てなかったせいかしら!?
っていうか、あの子には"味覚"という感覚すら、もともとないのかも知れません。
それじゃあ、私がどんな料理を作っても一緒じゃない…。
いままで、自分の食べたいものを我慢して、
「何が食べたい?」とリクエストにお答えしてたのも、意味なかったんだね。
ここで、一言、言ってもいいかな?





いまさら気付いてんじゃないよ、私!!!!
いままで、凝った料理にチャレンジしたり、栄養を気遣ったり、いろいろやって来たけど、
考えてみれば、アナタ一回も、
「おいしい」
とか、
「今日はちょっと」
とか、言ってくれたことなかったですもんね!

それは、"気付いていない"というよりは、
"気付くための五感がない"ってことだって、さっさと思いつくべきだよね!!!!
今回ばかりは、ヘビゴンザレス(仮)、アナタ悪くない! 私のせいですごめん!
今度からは、その辺もちゃんと考えて、自分の好きなものを好きなだけ作ることにするよ!
気付かせてくれてありがとう! ポテトチップスって最高! ヒャッホウ☆

(※ 追記:当然ですけど、好きなものを好きなだけ作った挙句には"結果"が表れ、その八つ当たりは、ヘビゴンザレス(仮)へ)


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武者小路麗香 [MAIL] [HOMEPAGE]

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