『ヘビゴンザレス(仮)の観察日記』

2002年05月05日(日) 「レイカの意気地なし!」


一緒にドラマや映画を観ていると、
決まって電話が鳴ったり、来客のシーンが映像のなかに出て来る。
そのシーンのインタフォンや電話の着信音を聞くたびに、ヘビゴンザレス(仮)が反応する。

さっきも、一緒に、『サザエさん』を観ていたら、
電話の鳴るシーンで、私の部屋の受話器を持ち上げ、
「もしもしもし? もしもしもし?」と、
しきりに、向こうに誰もいない受話器に向かって話し掛けていた。

「これは、テレビのなかの音だから、本当に鳴ってるわけじゃないんだよ」

そう教えたのに、よく分かっていないのか、目を丸くしただけだった。
手に握った受話器も放そうとせず、
「レイカ、電話出ない。意気地なし」
と、二言目には本当のことを言い出したりするので、埒があかない。

仕方なく、ヘビゴンザレスのお気に入りビデオである『グラップラー刃牙』を見せたら、
戦いのゴングの鳴るシーンでは本当に暴れ出す始末。
自分が東京ドームの地下闘技場で戦ってでもいる気分なのだろうか?





……ていうか、私ったらこの子の育て方間違えた?


 < 過去  INDEX  未来 >


武者小路麗香 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加