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忌野清志郎 著

【瀕死の双六問屋】

小学館文庫から出ている

最高の言葉達が
その本の中には
あるのだが

その冒頭の
言葉を

言葉を

言葉を

書きたい



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【問屋からきた男】



双六問屋に行ったことがあるかい?

そこはみごとな世界だった。

双六問屋の世界では履歴書などいらない。

学歴や職歴を誰につげる必要もないのだ。

タレントが画廊で個展をひらいたりしないし、

歌の下手な者がCDを出したりもしない。

退屈な夜をうすっぺらな笑いや、ぶすい女の裸で

うめようともしない。

そんな必要はないからだ。

みんなが自分の本当の仕事を持っているのだ。

だから当然流行に流されて右往左往してる者もいない。

若者は目上の人々に敬意をいだき、年長者は何が本当に

大切なものかよくわかっている。

双六問屋は理想郷であった。だが今は遠い。

俺ははるか遠い旅をぶっとばしてきたのさ。

だからすぐに君と話がかみ合わなくても仕方がない。

理解不可能なことを俺が言い出したとしても、

まぁ大目にみてもらいたいもんだな。



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2009年05月20日(水)

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