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管理人のおばちゃん


今日は
昼飯なしで
沢山走った
信号無視も何度もした
汗かいた
しょんべんはまっ黄色だった

腹ぺこで お腹と背中が
くっついた

夕方
一見クールであり情熱的なガールから
クッキーをもらった

フットワークの軽い
やせっぽっちのブルースマンからは
ホットドックをもらった

夜、車を運転しながらそれを食べた
とっても美味しかった


今日は
壁をパンチした
その痛みで気付いた

なんて事をしてるんだと思った
骨折をしたら
ギター弾けなくなる

もう二度と壁をパンチする事なんてしない

やり場のない感情
結局自分に
突き刺さる

夜、事務所に戻った

まだ、やせっぽっちのブルースマンもいた

奴とは夜、事務所で二人っきりになった時
たまに、おならをし合って遊ぶのだが
今日はそれもしなかった

気力をなくし
疲れてた

だがまだ
帰れなかった

ポケットからヘッドフォンを取り出した
そいつを耳にあてた
ボリュームを上げた

不思議だよ
音楽
なくてはならないものだよ
血が通うんだ
体中
生き返る


こんな事でへこたれてたまるか

あいつに会いたい
あの人に会いたい
あの娘に会いたい

どうしようもなく
オマエに会いたい



今日は
夜、事務所で
ヘッドフォンをして

踊り狂ったんだ


踊り狂いながら
後片付けをしたんだ

また
明日になれば
ブルースは続く

ブルースって
日本語で青達

青は
一般的に
哀しみを意味する(のかい?)

でも
BLUESって
「胸の痛み」で
魂の叫びを絞り出し
音で
リズムで
明るく生きるそれがすべてで
びっこをひいているじゃないか

ヘッドフォンしながら
思ったんだ
泣き笑いなんだと



ずっとそばにいてくれる
あの空間
あの空間の愉快な仲間達
そしてじっとクレイジーの仲間達
みんな
明るさがあるんだ
ユーモアがあるんだ
いやみがないんだ

一人じゃないんだと思える瞬間だ
とっても嬉しいんだ


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夜遅く仕事が片付き
事務所の鍵を閉めた時
その事務所のある建物の管理人のおばチャンが
廊下を歩いてた

そのおばチャンは
年はひょっとすると60半ばの年齢だと思うが
とってもチャーミングで元気で乙女チックなので
実年齢を感じさせない可愛らしさがある。

そのおばちゃんが
ゆったりとした優しい口調で
「おつかれさま。おうちは遠いの?」と聞いてくれた
「今から一時間くらいかかります」と答えた
「住んでいるところはどこなの?」と聞いてくれた
「西国分寺です」と答えた
「あら〜今日、西国分寺に行ってきたのよ」と言ってくれた

そのおばチャンは
国分寺の史跡をたどりながら
万葉集に出てくる草葉が生えている場所を散歩しながら
せせらぎがある道を歩きながら
今日は国分寺でとても楽しい一日を過ごした事を
話してくれた

その話を聞いてオレもすっかり嬉しくなった。
おばチャンの笑顔がとってもチャーミングで
なんだかとっても嬉しくなったんだ。

そのおばチャンは
最後にとても明るく
バイバイと言って手を振ってくれた。

奇麗な手をしているおばチャンなんだ。


家に帰ったら
ワンパク坊主二人が
スヤスヤ寝ていた

今日
ヨシタロウは
幼稚園で
ワンワン泣いたらしい

転んでおでこを打って
痛いよ〜痛いよ〜って

でも先生が
痛いの痛いの飛んでけ〜って
やったら
ケロって泣き止んだらしい

それでも家に帰って来たら
メチャクチャ
甘えん坊だったらしい

ヨシタロウも幼稚園で
頑張ってんだ

二男のシュウヘイは
昼間
眠くなる直前まで
歩いてたようだ

オレは
家に帰って
まず
酒を飲んだんだ

体重が2キロ減っていた

それを見てよしよしと思った

今日の慌ただしさなんて
結局そんな程度だったんだ!!



クール&ギャングなガールと
やせっぽっちのブルースマン

クッキーとホットドック

この恩
忘れはしない




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【春の嵐】

僕は待っているよ もう一度会える日を
僕はまっているよ もう一度会える日を

遠い遠い道だけど きっと君はやって来る
ひとまわり大きくなって きっとここに戻ってくる

さぁ 踏みだそう最初の一歩を
さぁ 立ち上がろう歩き出すために
ほら 勇気を出して

僕は待っているよ もう一度会える日を
僕は待っているよ もう一度会える日を

辛い辛いその涙も いつか力に変わるだろう
とびきりの笑顔溢れ きっとここに戻ってくる

僕は待っているよ もう一度会える日を
僕はまっているよ もう一度会える日を

暗い暗いこの夜も きっといつか明けるだろう
歯をくいしばり乗り越えた 君の笑顔を見せてくれ

さぁ 踏みだそう最初の一歩を
さぁ 立ち上がろう歩き出すために
ほら 勇気を出して

僕は待っているよ もう一度会える日を
僕はまっているよ もう一度会える日を

僕は待っているよ




詩・曲  忌野清志郎












2009年05月19日(火)

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