2003年02月14日(金)
バレンタインデイ



れん(晴れ)

いつもとなんらかわらない朝
ふと気づくと君がいなくなってた
いつもとなんらかわらない朝なのに

君を失って初めて気づく
君の存在の大きさを

いつもはなんら気にもしてなくて
いつもは君のことなんて気にも留めてなくて
でも失って初めて気づく
君が僕を守ってくれてたことを

君がいないと僕は
どうしてもおどおどしてしまう
君がいないと僕は
自信がもてないんだ
君がいないと僕は
思いっきり全力疾走できない
君がいないと僕は
堂々と大通りの真中を
風を切って駆け抜けられない

君を失って初めて気づく
僕はいつも君をみつめてたんだ
何度も何度もみつめてたんだ
何の気なしにみつめてたけど
でもそこに映る景色にいつも
僕は安心と勇気を見出してたんだ

君なんかなくてもやっていける
君のことなんてまったく眼中にない
そんな強い人たちも大勢いるけど
僕はとても君なしじゃやっていけない
君を失って初めて気づいたんだ

一言も僕に告げずに
夜の隙間にいなくなってしまった
僕の左バックミラーよ
君を取り戻すためなら
僕はどんな代償も厭わない
僕には君が必要なんだ
君なしのリングロードなんて考えられない
マンディハウスチャッカルなんて
君なしじゃとても回れないんだ

明日の朝一番に
ヒーローホンダのディーラーへ
君を取り戻しに駆け込むから

追伸:
若くてきれいなのを
失った君のアトガマになんて
僕は決して思ってないから

ついでにエンジンさんの調子も
みてもらっちゃおっかなあなんて
これっぽっちも思ってないから

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