ほり日和
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沖縄に旅行に行ってた弟とその友達を空港まで 迎えに行った。案の定黒くなって帰ってきた。
奴らは日本−ロシア戦のあった9日から沖縄に 行ってたのだが、初日沖縄は台風上陸の真っ只中。 せっかく沖縄に行っても泳げないと言う状況で 空港へ送る行きの車の中で既に凹んでいた。
現に沖縄が晴れたのは4泊5日の中で1日しかなかった らしく、しかも透き通る青い海原は雨のせいでかなり濁 っていたそうだ。俺は生まれてこの方一度も沖縄には行 った事が無いが、どうせ行くならやはり晴れて欲しいと 思うのが普通だろう。少し、かわいそうだなとは行って る間思っていた。
しかし、彼等は迎えに行ったその空港で訳のわからない テンションで帰ってきた。車に乗り込んだ時からなんか おかしい。弟とその友達2人。一人は全くしゃべらない。 喧嘩でもしたのかと思った。 そのうちその妙なテンションの2人の違和感に気づいた 俺は、猛烈に腹が立っていた。要するにこの2人は、慣 れもしない沖縄弁で会話しまくっているのだ。 「〜〜さぁ。」「〜〜さぁ。」 いいかげん頭に来た俺は弟をはたいてやった!
「うるせぇッ!おかしな沖縄弁でしゃべるんじゃねぇ! ムカツクんだよ!!」
そうしたらそれまでダンマリを決め込んでいた弟の友達 の一人がその沈黙を破った!!
「ですよねッ!?ムカツキますよね!」(かなり嬉しそうに)
なるほど。それで喋らなかったのか。 わかるわかるぞ!本物の海人(うみんちゅ)は多くを語らず! 君こそ本物だ!!俺は激しく彼に同意! 妙な事で弟の友達と友情が芽生えた瞬間だった・・・。
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