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G教信者です - 2007年01月12日(金)

若干遅れた話題で申し訳ないんですが、
週刊プレイボーイの新春特大号(No.3/4合併号)に掲載されている、
時評家・宮崎哲弥氏の連載「ニュースジャッジ」はかなり面白かったです。
非常に考えさせられました。

ここで宮崎氏は近年のスピリチュアル・ブームに警鐘を鳴らしてます。
魂の存在や前世・来世への生まれ変わりを尊び、
“現実”を生きようとしないのは
オウム真理教やイスラムのテロリストの発想に似てるのではないか、
それは危険なことなのではないか、と。

実はオレもほぼ同じような感想を抱いています。
まあ、テロリズムまで飛躍しなくとも、
今のスピリチュアル/スローライフ/エコ的なものは、
集団洗脳の手段になりうる、とマジで考えてるんすよね。

宮崎氏のご指摘のとおり、最近、ビジネス書に
オカルトチックな言葉がやけに並ぶようになってます。
そして、スピリチュアル/スローライフを標榜し、
ヨガのビデオや謎の石ころを法外な値段で売る
マルチ商法的ビジネスもガンガン増えてます。
(あのでっかい組織もスピリチュアル方面にシフトしてるみたいっすね〜)

そういった商品を買ったり使ったりすることは、
何ら問題はないと思うんです。
だって、ただの“道具”だもん。
「もしかしたらこれでちょっとは幸せになるかもしれないなぁ…」
と妄想できる装置くらいないと人間やってられませんよ。
オレもこの1月2日に神社に行って
3千円出してお札買ってたりしますし。
(本当は祈祷の頼みたかったのだが、
 「もう終了です」って言われてムカついた・笑)

でもね、その道具に道具以上の
価値観を見出してしまうのは危険な気がする。
たとえば、生活の主体をその道具に奪われてしまうとか、
それを売っている人に心酔するとか、
その人の指示・命令で動くとか。
「それが効かないのはカルマのせいだ、
 カルマを落とすために次にこれが必要だ」
「月に一回のミーティングに参加すれば、
 あなたはもうひとつ上の段階へ行けます」
と言われて従ってしまう、なんてのがありますけど、
それはやはり洗脳だし、もしこれが集団化したらどうなるか、
というのは歴史が証明しているので書きません。面倒くさいから。

とにかく、スピリチュアルとその集団に関しては
自覚的に接しないとまずい。
その道具、グッズは効くのか効かないのか、使えるのか使えないのか、
という根本的な判断基準を揺るがすとまずい。
怖いのは無自覚さと集団化ですよ、絶対に。
『ムー』読者歴25年。数々の通販オカルトグッズを試し、
(ダウンジングは使えた。なくしたラジコンのネジが出てきたんだよ。
 たまたまかもしれんが)
カルト教団を冷かしに行ったり、
(やっぱりキレイな姉ちゃん多かった)
新宿の路上でキリスト教系の信者を論破したり、
(新訳聖書は誰が書いた?とたずねたら「イエスが書いた」だって。
 不勉強にもほどがある)
手相の宗教者を喫茶店に連れ込んで尋問したり、
(途中で上の人が来てすげえ怖かった)
マルチにひっかかったフリして説明会に行ったり、
(お姉ちゃん口説きに行ってた)
そんなオレが言うんだから間違いない。たぶん(笑)。


ちなみに、先ほど宮崎氏と「ほぼ」同じような感想を抱いている
と書きましたが、それは氏がこの問題に対して「私は仏教者だ」
との立場から述べていたからです。
だから「ほぼ」なんです。
だってオレは日本という仏教的環境の中で育ってるけど、
それを深くは理解していませんし、
基本が無宗教のトンチキ野郎ですし……。
ま、あえて言うなら、G行為教信者ではあるんですけどねぇ。
あー、今日も気持ちよかった!(←してたんかい)





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