今日買ったCDの話と黒人音楽はなぜエロくなってしまうのか?について - 2003年02月27日(木) 忙しくなると、CDバカ買いは当然の理。 というわけで、軽くレビュー。男汁ドピュー。 弱冠マイナーなのがあるが、気にせずイクぞ、押忍! ●ザ・ペイリー・ブラザーズ「ザ・ペイリー・ブラザーズ」 ラモーンズの「ロックンロールハイスクール」にも参加してた、 2人組の唯一のアルバム。78年作。 「NYパンクとパワーポップをつなぐ名盤」と書いてあるし、 ジャンルも<ロック/パンク>となってるが、それ系の曲は2曲だけ。 他はオーガニックなハーモーニー溢れる、王道米国ポップス。 ちなみに片割れのアンディは、その後、 ビーチボーイズのブライアンウィルソンの、 コラボレーター兼バックバンドのメンバーになりました。 「NYパンクとパワーポップをつなぐ名盤」ってよりも、 「ラモーンズとビーチボーイズをつなぐ名盤」が正解。 地味だけど、曲はステキ。いいダシ出てます。 ●リック・デイル「ザ・ベスト・オブ・ディック・デイル」 よく考えたら持ってなかったんだよね、ディックデイル。 映画「パルプフィクション」で有名なあの曲も入ってるお徳盤。 サーフサウンドがガレージ〜サイケデリックサウンドの、 原型であることが、よーくわかりました。 これの前にジャック・ニッチェの1st「ロンリーサーファー」入れたら、 フィルスペクターとも繋がってしまうという恐ろしさ。 すべてのジャンルは全部繋がってるんだんなぁ、と実感です。 ●ハノイロックス「ザ・ベスト・オブ…」 キル・シティ・キルズ!!! 17年ぶりのアルバムも話題だったハノイ。 で、超懐かしい!と買ってしまった2枚組ベスト。 売っちゃった1st、12インチは今、誰の手に渡ってるんでしょうか。 12インチに入ってた、レア曲「オイル・アンド・ガソリン」は、 当然入ってませんでした。売らなきゃ良かった…。 あの頃、貧乏だったのよねん。 ●ホワイトスネイク「ライブ・イン・ザ・ハート・オブ・シティ」 アメリカ征服前の、白蛇の80年のライブ盤。名曲だらけ。 男汁出まくりの熱血かつブルージーなカヴァーデイル先生の 唱法にグッときます。 いま聞くと、意外とオールマンブラザーズですな。 ●レオン・ウェア「ミュージカル・メッセージ」 '70s黒人音楽界の名コンポーザーの幻のアルバム。76年作。 レオンさんは当時、ダイアナロスの弟のアルバムを作ってたんだけど、 そのデモを聞いた伊達男マーヴィン・ゲイが気に入り、 なんとダイアナ弟から、アルバムを横取り(笑)。 で、レオンのプロデュースの下、あの悶絶エロ名盤、 「アイ・ウォント・ユー」が生まれるんですが、 その時の手腕が評価されて出すことになったのが、 この「ミュージカル…」というわけ。ああ、長い説明疲れた。 で、内容はもうメロウかつエロな大名盤ですよ! マーヴィン「アイ・ウォント・ユー」とダブる曲もあって、 まさに裏「アイ・ウォント・ユー」ですな、これは。 しかし、マーヴィンには歌唱力で劣るレオンさん。 そこで女性シンガーのエロ声入れたり、 ガチンコ・デュエットしたりで、すげえエロ度出してます。 完璧なセックス・アルバムです! てゆうか、ジャケからして黒人の巨乳ねえちゃんですから。 ま、とにかく久々にエロい黒人音楽聴きましたわ。 最近のは表面的なエロさばっかでつまらんです。 Rケリー、KC&ジョジョは別としてね。 KC&ジョジョで思い出したんだけど、 彼らがいたグループ、ジョディシーの3rdアルバムって、 オレ的には大名盤なんだよね。世間的には評価低いけど。 このアルバムって彼らなりのコンセプトアルバムで、 そのテーマっていうのが、 「ライブやってアフターパーティーやってホテルで女とヤル」。 この時点でメチャクチャなんだけど、さらにメチャクチャなのが、後半戦。 ホテルで一発っていう曲の前に、聴こえてくるのは、なんとフェラ音。 で、メンバーとグルーピーの会話が聞こえてくるわけよ。 男「(フェラされて)ちょ、ちょっと待ってよ〜」 女「まあ、いいから、いいから。カポッ…」 マジ、痴女AVかと思いましたよ。 ちなみにこのジョディシー、音楽誌のインタビューで 貴方達の音楽を一言で表現すると?と聞かれ、こう答えてました。 「ベイビー・メイキン・ミュージック!」 なんで黒人ってこんなにエロくなってしまうんでしょうか。 かつて2ライブクルーなんてエロラッパーもいたし、 スヌープドギードッグに至ってはAV作っちゃいましたからね。 私が敬愛するプリンスも、「ベッドの中ではタブーなんて何もないんだ」 「キミとの愛で床まで濡れるよ」なんて、 官能的かつ素晴らしい歌詞を書いてるし。 でも極めつけが、やっぱマーヴィンゲイでしょうか。 何せ新曲の録音に当時の愛人呼んで、彼女の前で歌った唄が、 「レッツ・ゲット・イット・オン」 一発やろうぜ、だもんな。 で、これをシングルとしてリリースするという伊達男っぷり。 そりゃモテますわな。 ところでマーヴィンさんは現実逃避系引きこもりな方だったそうな。 引きこもりのクセにやることスゲエなぁ。 ...
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