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あの山、邪魔だから削ってくれないか? - 2003年01月23日(木)

昨日、GON!のエロ本座談会の原稿書いてたんだけどさ、
めちゃくちゃ時間かかっちまったよ。
悩んだぶん、全然、おもろくねえ。
今年に入ってから、全然、筆さばきが鈍りますなー。
一応、情報量は詰まってるからヨシとするけど。
面白いだの笑いが取れるだの、
こういう記事の場合はあまり関係ねえし。
(↑本当にそうか?)

で、今日は週プレのエロビデオの原稿書いて、
アサ芸エンタメ用の資料集めて、
女房とお好み焼き屋行って、
まあ、そんな平穏な1日ですよ。

しかし、先日も書いたインジャン古河監督の「毒虫」、
今日、残りの2本(中巻、下巻)見たんだけど、
これ、マジおもしろいや。お世辞でもなんでもなく。
何度もいうようだけど、本気でヌケない。
でも、本気で面白い。
本編のテロップでも、
「自慰行為の手助けをするような作品ではない」
と言い切ってるけど、
これはエロという素材を利用した、
大人のエンタテイメントなんだよね。
いわば映画やTV見るような感覚で見る、
そういうエロビデオ、エロエンタビデオなんです。
AVギャルとアフリカのマサイ族のカラミ、
モテない男優をビデギャルに口説かせて、
恋人同士になったところで、
男優の目の前で、そのビデギャルをレイプしてみたり。
ビデギャルのNGを金で買ってみたり…。
こういう映像はなかなか作れませんよ。
女を「タダの穴」と思ってないと作れません。
てゆうかインジャン氏って、
本当に性格が悪いんだなぁ、と(笑)。
でもね、こういう感覚って、
黒澤明が「あの山、邪魔だから削れ」と言ったのに、
近い何かを感じます。
自分の映像に対して妥協は許さないというね。
そういうのをヒシヒシと感じるなぁ。

だからね、そういうインジャン氏の姿勢が、
すげえ、うらやましいわけですよ。
オレ、根本的に甘えん坊で、
人に嫌われたくないとか思っちゃう性格なんで(恥)、
けっこう妥協しちゃうんだよねー。
今回のGON!の原稿だってそうよ。
編集さんの意向飲み込んで、なおかつ、
自分の書きたいこととすり合わせようと思ったら、
相当時間いるわけですよ。
天才じゃないんで。
でも締め切りという現実は迫って来るわけじゃん?
で、妥協の産物が生まれるわけだ。

というわけで、来月は妥協しない月間にしようと思います。

明日からヤレよ(笑)


...




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