ニール・イネス師匠に捧ぐ - 2002年11月11日(月) 最近、なんだかんだとCD買い続けているんですが、 ここ数年、すげえ気になってるのがビートルズ周辺のサウンド。 で、中でも一番気になってるのが、 ニール・イネスという人で。 ニール・イネスってのは、 ビートルズの映画「マジカルミステリーツアー」にも出てくる、 変態バカ集団=ボンゾ・ドック・バンドの一員で、 その後、ポール・マッカートニーの弟マイク・マクギアと、 グリムスってバンドを結成したり、 はたまた英国のお笑いユニット・モンティパイソンの 音楽監督を務めたりもした、すんげえ人物。 彼の仕事で一番有名なのが、 ビートルズのパロディバンド、ラトルズ。 僕とニール・イネスとの出会いも、 このラトルズなんですよね。 確か、高校の頃にラトルズのビデオをレンタルで借りてみたのが 最初で、その頃は当然、ニールイネスなんか全然意識してなくて。 むしろポール役だった、モンティパイソンの エリックアイドルのほうがインパクト強かったくらいで。 で、ちょうど2年くらい前に、 ラトルズのDVDが出てるのは発見して、 改めてその音楽を聴いたら、 ずっぽりハマっちゃったんですよね。 ちょうど「リパック」なんていう本書いてたこともあったんで、 ラトルズの、愛のあるビートルズのおちょくり方に、 すごく共感しちゃいまして。 音楽ってどうしてもシリアスになりがちだけど、 本当は聞いてて楽しければいいわけじゃん。 ニール先生は、それがよくわかってらっしゃる。 ビートルズやらTレックスやら、 様々な引用とギャグを織り込みながら、 僕の耳を刺激してくれる。 もちろん、元ネタを知らなくても十分楽しめる。 音楽として完成度が高いと思うなぁ。 歌詞がわかってりゃより、楽しいって話もあるし。 そんなニール先生ですが、 わが国ではあまり評価されていない。 タダの色物あつかいなんでしょうね。 だから、あんま売ってないんです。 CD化されてないのも多いし。 僕もボンゾ・ドッグ・バンドの3枚組BOXセットと、 ラトルズの2枚、1stソロのリイシュー盤 「リサイクル・ド・ヴィニール・ブルース」 の計6枚しか持ってないんだよね。 特に「リサイクル・ド・ヴィニール・ブルース」は、 素晴らしい作品集だと思います。 オアシス「ホワットエバーの元ネタになった、 「ハウ・スイート・トウ・ビー・アン・アイディオット」も入ってる。 この曲、本当に言い曲です。 ノエル・ギャラガーもいいとこ目付けるよなぁ。 ...
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