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2003年05月06日(火)
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家出娘 |
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我家のテレビは民放の映りがエラく悪い。 GW前まで、唯一観てられるのが6chだった。 他の民放は砂嵐の中に画面があるような状態なのだ。 だのに、明けて戻ってきてみたら。今度は10chが唯一観れるものに。 丁度、昨日の夕方。 違法電波とかのニュースがやってて。 携帯の電波を受信すべく側に勝手なアンテナを立てられると、妨害されるそうだ。 そう言われると、我家の携帯もそんな感じで。 ニュースと同じく、家の外では3本なのに家に入ると圏外になることもしばしば。
ついでに、ラジオもGW少し前から受信状態が悪くなった。 そして、昨日はボリュームを上げないと聞こえない状態に。 今朝戻ってきてつけたら、ドデカイ音量で鳴ってビックリ。 でも、時間の経過と共に音がしなくなり・・・まぁ、これは電池の寿命だろうが。
何にしても、怪しいと思っているのは目の前の大家さんのガレージから、ニュッキリ出ている二本のアンテナ。 大家自身が、自分の持ちアパートの住環境悪くしてるとしたら、笑える話だな。 隣に人が越してこないのも仕方なかろう。 いや、決定じゃないけど。
さて。一ヶ月ほど前の話だが。 我姉妹2号の小学4年生になる娘が、母上の店に友達と共にやってきたという。 店が開店するのは6時頃だから、小学生にとってはお家に帰らねば時間だ。 「どうした?」と母上が聞くと、その娘。
「家出してきた」
と言う。何故に、家出してきたか?と聞くと
「預かったお金を使ってしまって怒られた」
と答えたそうな。要は、親子喧嘩で家出。 思わずそれを聞いた私は、「血は争えねーなー」と感想をもらしたもんだ。 なんつったって、我姉妹のうち家出NO.1は、この子の母親の2号だったからだ。 何かと言うと、お婆ちゃんの家に家出していた。 鮮明に今でも覚えているのは、保育園のお迎えに2号が来て。 何故か大荷物を持っていた。 幼い私が、「その荷物はなに?」と聞くと「友達に預かった」とかなんとか誤魔化され。 一緒に家に帰るはずが、途中のバス停で「友達の家に行くから」と保育園児の私を一人で家に帰らせ。 何も分からず家に居ると、父上と母上が血相を変えていきなり家に帰って来て 「2号は?」 と聞かれ。 「なんか、いっぱい荷物持ってバスで行った」 と素直に答えた所、それはどうやら家出だったらしい。 その後、両親二人だったか父上一人だったか忘れたが、2号を迎えに行ったらしい。
あの当時。3つ違いの2号は多分、小学3年生だったのだろう。 バスに乗り。電車に乗り。更にバスに乗らねばならぬお婆ちゃんの家まで、その歳で良く行けたもんだ。 そして月日は巡り。 その2号の娘が4年生になりこれまた、こうやってお婆ちゃんである母上の店に来る事になるとは。 時代はめぐるつーことか。
まぁ、ともかく娘は家出した訳で。 しかも、友達を巻き添えにしてやってきたのだ。 その友達が、これまた小学4年生で凄い女状態らしく、彼女はもう凄い剣幕で
「○○ちゃんっ(娘の名前)責任とるって言ったよねっ」
と2号娘を威嚇しつづけていたそうな。 どうやら、もう夜なので、家に帰らないとその子も親に叱られるのだろう。 その責任を2号娘に「取るって言ったよねっ!」らしい。 これって・・・親だろ。 母親がきっと、家で父親に「アナタっ!責任とるって言ったわよねっ」って言ってるに違いない。 おお。こわっ。
母親である2号が店に電話してきて、電話を代われと言っても強情に2号娘は嫌がり。 その強情さも母親である2号譲りで笑えるのだが。 ともかく、母上が無理矢理電話口に出し、最終的には2号が迎えに来て終ったそうであるが。 2号の言うことがこれまたピントはずれだ。
「嫌いだって言ってるくせに、なんでアイツと来るかな」
要は、その「責任とるって言ったよね」の子の事を、2号娘は普段「嫌いだ」と言っているのに、なんで連れてきたか?ということが、2号にとっては不愉快らしい。 面白い母親だ。
大体、家出の原因が「預かったお金の使い込み」であるっつーことも、笑える。 この話を1号にしたところ、
「2号娘のヤツ、店までバスで来たんじゃないだろーな」
と言う。 ん?まぁ、確かに歩いてこれない距離じゃない。 でも、子供の足じゃぁ、かなりかかるだろう。下手したら2号宅から1時間ぐらいかかる。 何故にそんな事を気にするか?と疑問に思ったところ1号曰く。
「預かったお金使って怒られて、またそのお金で店に来たんじゃないだろうね」
と。 使い込みで怒られた家出で、更にまたそのお金を使い込み。 使い込みの上塗りっつー訳か。 そりゃ、かなり面白いっ
一応、叔母である私としては、2号娘が2号に似てくる将来が怖くも楽しみでも有るが。 それよりも、「責任とるって言ったよね」の子の将来も、なんだか見える気がした事件であった。
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