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2003年04月22日(火)
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春だな |
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平和ボケは、単なる大ボケだったことに気付いた。 私は、仕事が無いんじゃなくて、忘れていたのだ。
んで、昨日の日記にいきなりドロボーがどうのと大袈裟に書いていたが。 もう一つ不審だなと感じたのが、必ず日曜になるとヒツウチ着信があるってことだ。 まー、これもセールスだと思うけど。
仕事があることに気付いたにも関わらず、PC越しに窓の外を見て春を感じ。 そー言えば昨日の電話で我姉妹一号が 「学生がじゃまっ。ほんと、邪魔っ」 とあきらかに、学生の間を歩いている雑音を入れながら怒ってたな。 聞こえてるだろ。その声。 「オバハンっ」って悪態つかれないようにな。余計にムカつくでよ。と老婆心。
そんな私は、東京へ数週間前まで週一で行っては、研修と思われる新入社員集団に道を阻まれ。 その度に、背後にピッタリついて余力を貯め、隙間が出来ると同時にサーっと無言で追い越す大人だった。 なぜにそんなに広がって歩く? あれって、酔っ払い盛り沢山の夜新橋か、春の真昼間の新入社員か、学校の側特有の現象に思えるのは、私の偏見かしら?
そんな我姉妹一号も、とうとう働く事にしたらしい。 一ヶ月遅れの新入社員だ。侵入社員と陰口を叩かれないように。叔母ちゃんと若い姉ちゃんの間で頑張って欲しいものだ。
そして、間もなく仕事を辞めて一ヶ月。 まだスタートを切れずにノンベンダラリと過ごすお相手は、行き遅れ状態だ。 新たな職業に目覚めたのはいいけれど、こうスタートでまごついているのを見ると、祝福する気にもなれぬ。 本人も、それなりに苦悩しているんだろうと気を遣って敢えて何も言わずに居たが。 真夜中に夢と現実の間で声をかけるのは止めて欲しい。
「俺、車二台も買った」
それに対し、
「そりゃ、夢だな。さすがに夢だ」
と、原チャリしか持ってないお相手に冷静に返す私は、大したものだ。
3月の終わりから4月の頭。 半月の間行かなかったお相手の家では、観葉植物達が悲鳴を上げていた。 すっかり、葉っぱが茶色になり、しなびておった。 「暇すぎて、出来なかった」 というお相手の気持ちは、分からないでもないが。 慌てて、水をやるようにし、多少の元気は出たもののやはり元には戻らず。 水を上げなかった張本人が
「俺、なんで元気ないか知ってる」
と言い出したのには驚いた。
「俺が、ちゃんと働いてないからだ」
と酔っ払いだと差し引いても、首を傾げたくなる事を言うのには呆れた。 ま、植物も話し掛けるといいらしいから。バカに出来ないが。 その前に水だろう。水。水。
水だ。 床水びたし事件の真相を、そう言えば調べてなかった。 ヤモリ君が出てきたもんだから、動かすのが怖いのだ。 しかし、梅雨前になんとかしないと。
しばし、あまり聞かれなかった裏のじぃ様の嗚咽も聞こえるようになった。 隣の家の子供を怒鳴る声も聞こえるようになった。 まさに、我家で感じられる春だ。
今日、契約が変って初の請求書を作った。 2割は取られるだろうと思っていたら 「1割でいいよ。そんなにトラね―よ」 という社長のありがたい言葉に、感謝した。
感謝したのに春なのに。 過去のビデオを引っ張り出して「愛なんていらねぇよ、夏」の最終回を観て。 渡部篤郎が人差し指をちちちっとするシーンを何度も繰返し観て「ひゃー」とか「ふほー」とか言いながらクッションをバンバン叩き。 仕事をする気になれないのはどーしたもんか。
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