アクセス解析 あるひうがちな御人好し
初日 最新 目次 MAIL


あるひうがちな御人好し
あるひ
MAIL

2004年 桜とか
2005年 桜とか
ハロウィン@TDL
作品
HP
BBS

2003年03月26日(水)

ライバル

はぅぅぅぅぅ
この所、気付くと毎度午前3時過ぎだな。
ま、ともかく仕事がテンテコマイなのだ。
いや、多分。あきらめが悪くて余計なことをしすぎなのだろう。
分かっているが、手は抜けない。うん。

こんな状態がもう3週間だ。
でも、母上は相変わらず相手にしてもらいたそうに電話をしてくる。
ま、けど、普通の人から聞いたら、いっくら忙しいと言ったって睡眠時間平均3-4時間で、休憩時間もなく。
御飯すら、PCの前で片手ですませているとまでは想像できないのかもしれん。

その母上が少し前にこんな事を言い出した。
「Fちゃんって、お前と同じ歳だっけ?」

Fちゃんとは、親戚の子だ。私の一つ下で海外に移住して2年前だったかに結婚をした。
Fちゃんの母親は私の父上の妹で。
以前に、私が結婚はともかく子供は欲しいかもなぁと言った時に、自分の子供であるFちゃんが、子供嫌いなのだと困っていた事があった。

そのFちゃんがオメデタだということだ。
私は、それを聞いたのは確か二度目だったので、「ああ、知ってる」と答えた。
子供の頃以来、Fちゃんに会っても居ない程度の親戚なので、特別な感情が沸かないのだ。
すると、母上は何を考えてるのかこう言った。

「あんたも、頑張って子供産まないとね。」

言われて私は困り、「いや、別に。」とだけ答えたのだが。
どうも、母上がFちゃんに(父上の妹に)ライバル心を持ったらしい事に、私は驚いてしまった。

よく、ご近所の同学年の子供がいる母親同士やら、兄弟同士やら。
子供を材料に競う人が居るって言う話は聞いたりもする。
しかしだ。我家の両親は揃って「余所は余所」と言っていたのだし、少なくとも子供の頃に他の誰かと比べられた事は無かった。
だのに、どうしたというんだ?母上よ?
そりゃ、世間様から見たら、私はいい歳こいて独り身だ。
若くして結婚してたら、中学生の子供が居たっておかしくない年齢だ。
だけど、母上はそう言う事に関して、肩身の狭さを感じるタイプだとは思わない。
いや、もしかして。
さすがの母上も、そう考えざるを得ない年齢に私がなってしまったのかもしれんが。

確かに。
考えてみたら、独身の友達と一緒に居る時はいいのだが、数人集まり、皆が子供が居たりすると、自分が場違いな気がするのは事実だ。
だけど、だからって、「自分も」とは、私は思わない。
私は私で私なりの生き方を通してる今の暮らしに満足だし。
子供はとても好きだけど、これから先を考えると、子供を育てる事は考えてしまう。

ここで、ふと思い出したのが、例のHの言葉だ。
彼女が子供が出来た時に、ふと唐突に私に

「あるひみたいに子供が好きな人が出来なくて、私みたいに嫌いな人が恵まれるなんてねぇ」

と言ったのだ。
この時は、普通に「それはタイミングもあるし、関係ないでしょ」と流したが、後から「?」という気分になったものだ。

と同時に、Tのことも思い出した。
Hが子供が出来たと言った時に、「私も一緒に産む」と言って本当に作ってしまったのがTだ。
結局、Hの子供は安定せず、Tだけが産むことになったのだが。

かつて、私とHをライバル関係だと言った別の友人がいた。
少なくとも私にそんな気持ちはサラサラ無く。
何かを羨むことも、競おうと思う気持ちも一切無かったと断言できる。
だけど、もしかしたらHはライバル心がバリバリかもしれんと、時々感じる事はあった。
そのHと縁を切り、時々忘れた頃に代わりにTが電話をしてくるようになった。

その度に、お相手の状況を聞かれる。
そして、「結婚しないの?」とまで聞かれる。

私は、細かい事は答えたくないので、結婚する意味が無いからと答える事にしている。
しかし、毎回聞かれるのは、嫌なものだ。

Tは、精神の薬を長い事飲んでいるというのもあり、その日によって忘れっぽい事もあるだろうと流してはいるのだが。
だけど、どうしても何かが微妙にひっかかる。
なんだか、探りを入れられている気がするのは、元々が、私はHとTの組み合わせが苦手だったからか?
一人ずつならいいのだけれど、二人になると意地が悪くて嫌だった。
だから、Tが聞いてくる事に、Hが絡んでる気がしてしまうのかもしれない。

前にも書いたが、Tはお相手の事は知らなかった。
全てはHが言った悪口のみが、彼女の中のお相手像になっている。
見ず知らずの相手を、悪く思えること自体、私には考えられ無い事なのだが、どうもTもお相手を快く思っていない風な言い回しだ。
自分から聞いといて、不快な声が返ってくるのは、正直心外なものだ。
その上、毎度のように子供と旦那の自慢じゃないとは思うが、惚気に近い話をしてくる。

私は猜疑心という感情が、一番嫌いなのだ。
事実かどうかも分からず、一人で疑う事は、かなりゆがんでいるし、何より自分が一番つまらん事になる。
しかし、どうにも。

「あるひもね、いつまでもあんな事しててさぁ〜。考えたらいいのにさぁ」

そんな声が聞こえてくる気がしてならないのだ。

そして、親戚のFちゃんの母親である叔母ちゃんも。

「あるひは子供好きなのにねぇ・・・・・・・」

と言ってそうな気がしてならないのだ。

っつーか、どっちも言われるだろうなと想像出来るだけの材料があるから、そう思うのだろうが。

どうも、最近、年齢のせいなんだろうが。
多少の比較をされて、可愛そうがられている時があるような気がしてならんのだ。
これは、とても不愉快で、思わず「お構いなく」と言いたくなるのだが。

結局。
自信の無い人間は、他人と比べて下を見つけては、それを哀れむものなのさ。

そんな人とは、私はライバルになんてなれやしない。