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2003年03月26日(水)
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ライバル |
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はぅぅぅぅぅ この所、気付くと毎度午前3時過ぎだな。 ま、ともかく仕事がテンテコマイなのだ。 いや、多分。あきらめが悪くて余計なことをしすぎなのだろう。 分かっているが、手は抜けない。うん。
こんな状態がもう3週間だ。 でも、母上は相変わらず相手にしてもらいたそうに電話をしてくる。 ま、けど、普通の人から聞いたら、いっくら忙しいと言ったって睡眠時間平均3-4時間で、休憩時間もなく。 御飯すら、PCの前で片手ですませているとまでは想像できないのかもしれん。
その母上が少し前にこんな事を言い出した。 「Fちゃんって、お前と同じ歳だっけ?」
Fちゃんとは、親戚の子だ。私の一つ下で海外に移住して2年前だったかに結婚をした。 Fちゃんの母親は私の父上の妹で。 以前に、私が結婚はともかく子供は欲しいかもなぁと言った時に、自分の子供であるFちゃんが、子供嫌いなのだと困っていた事があった。
そのFちゃんがオメデタだということだ。 私は、それを聞いたのは確か二度目だったので、「ああ、知ってる」と答えた。 子供の頃以来、Fちゃんに会っても居ない程度の親戚なので、特別な感情が沸かないのだ。 すると、母上は何を考えてるのかこう言った。
「あんたも、頑張って子供産まないとね。」
言われて私は困り、「いや、別に。」とだけ答えたのだが。 どうも、母上がFちゃんに(父上の妹に)ライバル心を持ったらしい事に、私は驚いてしまった。
よく、ご近所の同学年の子供がいる母親同士やら、兄弟同士やら。 子供を材料に競う人が居るって言う話は聞いたりもする。 しかしだ。我家の両親は揃って「余所は余所」と言っていたのだし、少なくとも子供の頃に他の誰かと比べられた事は無かった。 だのに、どうしたというんだ?母上よ? そりゃ、世間様から見たら、私はいい歳こいて独り身だ。 若くして結婚してたら、中学生の子供が居たっておかしくない年齢だ。 だけど、母上はそう言う事に関して、肩身の狭さを感じるタイプだとは思わない。 いや、もしかして。 さすがの母上も、そう考えざるを得ない年齢に私がなってしまったのかもしれんが。
確かに。 考えてみたら、独身の友達と一緒に居る時はいいのだが、数人集まり、皆が子供が居たりすると、自分が場違いな気がするのは事実だ。 だけど、だからって、「自分も」とは、私は思わない。 私は私で私なりの生き方を通してる今の暮らしに満足だし。 子供はとても好きだけど、これから先を考えると、子供を育てる事は考えてしまう。
ここで、ふと思い出したのが、例のHの言葉だ。 彼女が子供が出来た時に、ふと唐突に私に
「あるひみたいに子供が好きな人が出来なくて、私みたいに嫌いな人が恵まれるなんてねぇ」
と言ったのだ。 この時は、普通に「それはタイミングもあるし、関係ないでしょ」と流したが、後から「?」という気分になったものだ。
と同時に、Tのことも思い出した。 Hが子供が出来たと言った時に、「私も一緒に産む」と言って本当に作ってしまったのがTだ。 結局、Hの子供は安定せず、Tだけが産むことになったのだが。
かつて、私とHをライバル関係だと言った別の友人がいた。 少なくとも私にそんな気持ちはサラサラ無く。 何かを羨むことも、競おうと思う気持ちも一切無かったと断言できる。 だけど、もしかしたらHはライバル心がバリバリかもしれんと、時々感じる事はあった。 そのHと縁を切り、時々忘れた頃に代わりにTが電話をしてくるようになった。
その度に、お相手の状況を聞かれる。 そして、「結婚しないの?」とまで聞かれる。
私は、細かい事は答えたくないので、結婚する意味が無いからと答える事にしている。 しかし、毎回聞かれるのは、嫌なものだ。
Tは、精神の薬を長い事飲んでいるというのもあり、その日によって忘れっぽい事もあるだろうと流してはいるのだが。 だけど、どうしても何かが微妙にひっかかる。 なんだか、探りを入れられている気がするのは、元々が、私はHとTの組み合わせが苦手だったからか? 一人ずつならいいのだけれど、二人になると意地が悪くて嫌だった。 だから、Tが聞いてくる事に、Hが絡んでる気がしてしまうのかもしれない。
前にも書いたが、Tはお相手の事は知らなかった。 全てはHが言った悪口のみが、彼女の中のお相手像になっている。 見ず知らずの相手を、悪く思えること自体、私には考えられ無い事なのだが、どうもTもお相手を快く思っていない風な言い回しだ。 自分から聞いといて、不快な声が返ってくるのは、正直心外なものだ。 その上、毎度のように子供と旦那の自慢じゃないとは思うが、惚気に近い話をしてくる。
私は猜疑心という感情が、一番嫌いなのだ。 事実かどうかも分からず、一人で疑う事は、かなりゆがんでいるし、何より自分が一番つまらん事になる。 しかし、どうにも。
「あるひもね、いつまでもあんな事しててさぁ〜。考えたらいいのにさぁ」
そんな声が聞こえてくる気がしてならないのだ。
そして、親戚のFちゃんの母親である叔母ちゃんも。
「あるひは子供好きなのにねぇ・・・・・・・」
と言ってそうな気がしてならないのだ。
っつーか、どっちも言われるだろうなと想像出来るだけの材料があるから、そう思うのだろうが。
どうも、最近、年齢のせいなんだろうが。 多少の比較をされて、可愛そうがられている時があるような気がしてならんのだ。 これは、とても不愉快で、思わず「お構いなく」と言いたくなるのだが。
結局。 自信の無い人間は、他人と比べて下を見つけては、それを哀れむものなのさ。
そんな人とは、私はライバルになんてなれやしない。
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