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2003年03月20日(木)

落選

まだまだだと言うのに、すっかり仕事への気力が失せ。
しかし、何回計算しようとも、やらねばピンチだ。
時給で働きたいという強い衝動に駆られているのは、きっとこの仕事が半端じゃないせいで。
割に合わない。この一言につき、ふと思う。
もしや、これは不公平じゃないかいね?と。

内心では、担当者にそう聞きたいのだが聞けず。
それどころか、質問を送ってもメールの返事がうんともすんとも来ない。
う〜ん・・・行く末が偲ばれる。

ふ、、、、、、
愚痴が多くなってきた。歳のせいだけじゃあるまい。
毎度のことながら、物凄い毎月恒例イライラ月間が猛威を奮っているらしく。
誰も私に近づけまいっつーぐらい、尋常じゃない。
よって、眠くて眠くて昨夜は9時前には仕事が出来なくなり。
意味も無く腹が空いては、この仕事のせいだと思い。
食えなくてもいいから、やめちまおうか?と真剣に考える自分を宥めている。

しかし、本当の所。この仕事はいずれ辞めたいと思っている。
だから、新しい職種への足がかりを探し、なんとか先日面接に行ってみた。

面接に行って、すぐ思った。
面接に来ている人種があきらかに、自分とは違いすぎる。
若くてハツラツ爽やか。なんの疲れも見えない好青年系だ。
きっと、高尚な動機をもって情熱を燃やしているのだろう。
そんな雰囲気の、一昔前の現実を知らぬ教師になりそうなタイプばかりだった。

そして、面接室に入って、すぐ思った。
こりゃ、手強いぞと。
いかにも、教育者風の女性は、眼鏡がキランと光って見えた。
いや、キランと光らして私を観察していた。
あきらかに、私は自分が小心者であると確信した。
我ながら、意味不明な事を口が勝手に喋り、相手はそんな事聞いてねーって雰囲気だった。

ん〜でもって。
帰り道。バスの本数が余にも少なすぎ、しかも目の前でバスに行かれ。
歩いてバス停4つ分の駅まで帰った。歩いてる途中に、既に落選だと確信しつつ、
「面白いことないかなー」
などと、普段なら言うハズが無いような事を口に出していた。

採用かどうかは、先週連絡が入ると聞いて帰ってきた。
しかし、案の定、連絡は無かった。
それどころか、そんなことすら忘れるほど、私は忙しい。

そして、今日。かかってきた。

「先日、面接に来ていただいたのですが、不採用とさせていただきました。」

慇懃無礼とはこの事か?(違)

生まれて初めて、不採用のお達しを電話で聞いた。
今まで、落選経験は多々あるが。全てが文書だった。
不景気になってからは、連絡すらなかった。

私は思う。
親切なんだろうが。今時忙しいのに珍しく丁寧なんだろうが。職種柄誠実なんだろうが。
わざわざ電話くれなくていいから。
耳から聞くのは、目でみるだけよりも、何も来ないのよりも、衝撃が大きい。
つい、うっかりヘラヘラ明るく電話口でお礼を言ってしまったが。

それより、履歴書は返却してくれないのだろうか?
写真って意外と高いっつーより、一番お気に入りの写真を貼ったのだ。
しかも、それは3カ月前どころか、3年以上も前の写真。
ああ、こんなんだから、落ちたのか?
財布を落として中身はいいから、財布だけでも返してくれって言うけれど。
まさに、その心境だ。

やはり、先日。
自販機でジュースが当たったのが、全ての運を持ち去ったか・・・