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2002年12月09日(月)

ストッキング

今朝、お相手の電話の声で目が覚めた。

「いやぁ〜、どうやって行こうか?転がって行くしかねーなと思ってたんすよっ」

転がるねぇ・・・滑った方が早いわねぇ・・・
と、他人事状態で頭で呟いていて、気付きましたわ。
それって、雪じゃん?そんなに酷いって?
慌てて起きたらまだ6時前。道路が雪浸しで帰れそうにございやせん。
でも、結局、他の車さん達が一杯通ってくれたお蔭で、無事帰還いたしやしたっ。
しかし、本日の歯医者はいけるだろうか?っつーか、寒くて行けないな・・・

さて。
両親の知人に、私と同じ歳の奥さんが居る。
夫婦共に知り合いなのだが、私はその旦那の方が正直言えば嫌いだ。
ベラベラおしゃべりで、自意識過剰なタイプなのが鼻につく。
まともに会話をしていなくても、裏があるタイプだと、出会った瞬間に勘が働いた。
なので、両親がどんなに仲良くても、決して私は近寄らない事にしていた。
その奥さんは、父上が亡くなった時に一人で子供を抱えて、見送ってくれていたのが印象的だった。

その旦那に、私が愛想が無いことを母上は分かっているが、咎められた事は無い。
単純におしゃべりな男が苦手なんだと解釈しているのだろう。
私と同じ歳の奥さんは、何かと言うと母上を家に来てと誘ってくれる。
歳は違うけど、良い友達状態らしい。
そんな夫婦の秘密を、母上は知っていた。
世の中にありがちと言えば、有りがち。旦那が浮気をしているのだ。
その旦那は、何を考えているのか、母上に自慢しに彼女を会わせた事すらあるという。

歳食ってモテると、始末に終えないっつ〜からな。
私は、吐いて捨てるように母上にいつも言っていた。
母上は、最近まで、この秘密を奥さんに黙っていたのだが、いよいよ奥さんが勘付いて泣きついてきたそうだ。
外泊するような仕事じゃないのに、帰ってこない日が多いし、出社しているはずが、居ないこともあるらしい。
しかも、奥さんの目の前でこれ見よがしに女と携帯で話しているという。
あんまりな旦那の態度を聞いて、母上は、とうとう、実はね・・・と秘密を言ってしまった。
言わなきゃいいものを・・・そう思ったが、まぁ、それは母上と奥さんの関係だから私が口出しする事じゃないし。

と、ここにきて。
母上がその秘密をバラさなくとも、確信に迫る事件が起こった。
なんと、旦那のポケットから、女物のおパンツとストッキングが出てきたそうな。

一瞬、旦那が変な趣味なのか?と思ったが、多分、愛人が入れたに違いないということらしい。
嫌がらせだ。よくある「私って存在がいる」という奥さんへの愛人証明書状態だ。
な〜んて、時代遅れなんだろう?なんて言ったらいけないかしら?
大体、ストッキングならまだしも、おパンツ居れるって神経がわからん。
履いてたか、新品だかは知らんが、普通、他人である奥さんに、自分のおパンツ見せないだろう。
好きな人のポケットに入れるのも、なんか汚らしい気がするのは私だけか?
もし、私がそれを発見した妻であるなら、速攻でその服は捨てる。
愛人の存在云々の前に、汚いもん。あたしゃ、神経質なのさ。その辺だけは。

その話で、急に思い出したことがある。
前にも書いたかも。この事件。
母上が、父上とデートした時に、父上は友達から車を借りていった。
海デートだったために、母上はストッキングを濡らしてしまい、脱いだらしい。
そして、後日、車の借主が彼女にそのストッキングが発見され、「誰のよっ!」と怒られる事になったという事件があったのだ。
母上に、私はだから言ってやった。

「おかんもさぁ〜、他人の車にストッキング忘れたじゃん?」

母上は、堂々と「そうよ」と偉そうに答えた。
なんで威張るかね?と思いつつも更に

「大体、なんで脱いだストッキング、借りた車のダッシュボードに入れるかね?」

と言ってやると、「お父さんも悪いんだ」と悪足掻きを開始した。
そして、

「娘にこんな事言われるなんてねぇ〜」

と困っていたようだったのだが。
いやいや。
きっと、その夫婦も、まさか娘の私にそんな話が伝わってるとは思うまい。

で、その例の愛人おパンツとストッキング。

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どうしましょって言われても、なんとも言えんわなぁ・・・