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2002年08月06日(火)

小指の思ひ出

仕事がお盆に近づくにつれて、去年同様てんこ盛り。
こりは、何かの陰謀かしらねぇ・・・
大体、外資系は日本のカレンダーなんて無視してっからなー。
ここは日本だっ!お盆は大切なんだっ!
と、叫びたい今日この頃。

とりあえず、こり。


忙しいと言っているのにこんなん作るあたし。
おかげで、昼ご飯またもや抜きになっちまったよぉ〜〜っ
大体、動きがヘンか・・・
まー、とりあえず、「七転び八起き」があたしの座右の銘ってことで(うそうそ)

さて。
前にBBSにて意味不明な小指の話を江戸君としておりましたが。
えー、江戸は、我姉妹でありまして。って、いつもご覧頂いている方はお気づきでしょうがね。

あたしがまだ、記憶が残らないほど小さい時のこと。
小さな小さなモミジのような愛らしい手に、ある日、安全かみそりを握っておったそうな。
そう。お母さんの化粧台とかに、昔よくあった顔剃りに使うヤツだと思われる。
それを、にぎにぎしておったと。

すると、これまた、まだ幼い江戸君がそれを発見し、取り上げようとしたらしい。

取り上げ方が問題だ。
これから、小さい子供を育てる人には注意してもらいたいっ!
とか、言わなくても、彼女のような事は、誰もしないとは思うが。

運が悪かったのかどうかは知らないが、あたしは刃を上にして持っていた。
そう。フォークやスプーンをにぎにぎして、テーブルをバンバン叩くかのような握り方だと思ってもらえれば宜しいかと。
そして、これまた運悪く、刃の向きはしっかりと握られた指の方向を向いていたのだと推測される。
細かい状況はよく知らない。

そのような握り方でカミソリを、まだ言葉の通じない赤ん坊が持っていたら、人はどうやって取り上げるだろうか?
大人になった今、それを想像しても、あたしだって取り上げるのは怖いかもしれない。
果たして、江戸君が怖がっていたかは分からない。
やんなっちゃうなー。
とか、きっと思っていたと、勝手に推測するのだが。

こういう話が嫌いな人は読まない方が身のためだ。
一応、注意を促してみる。

常識的判断がもしできるのであれば、
上に刃があるのなら、上から何か布などで刃を包んで、赤ん坊の手から取り上げる。
これが、一般的だろう。
いや、多分。これしか無いだろう。
もしくは、赤ん坊をくすぐってみる・・・
しかし、これには赤ん坊が暴れて、カミソリを持った手を振り回す危険性がある。
やっぱり、上から引き抜く以外考えられない。

しかしだ。
何を思っていたんだい?やっぱり、「やんなっちゃうなー」って面倒がっていたのかい?
ねぇ?江戸君。

そうさ。彼女は、そのにぎにぎカミソリを、上からではなく。
何を思ったか『下から』引き抜いた・・・・・

人の手は、グーにするとどこが一番内側に入るか御存知ですな?

普段、何気に鉄棒握ったりとか、色々子供の時には気づかなかったかもしれないが、小指って案外強い力が入ってるものなのさ。

ええ。御想像どおり。え?想像できない?


大人になったあたしの左手。
お姉さん指の下の方。ナイキマークのような傷跡が残っております。
そして、小指の第一間接に添うかのように、縫ったらしき形跡が。
この傷跡と縫い跡は、手をグーにすると、綺麗に繋がるからあら、不思議♪

これで、おわかりでしょう。小指ちゃんが酷い目にあったのですわね。おほほほほ。

よって、今でも左の小指だけとてもキュート♪
右の小指と比べると1cmほど小さく、先端に向って細くなっております。
して、グーをしても、小指ちゃんだけ途中で曲がるのを止めてしまいます。
そう。グーをしても、2cmぐらいは間が空いてしまうので、細いものは小指では掴んで無いも同然。
ってか、力が入りきらないのは当然で。

けれど、人は不思議なものです。
普段は不自由ないのですが、あたし、身体がめっちゃ弱かったせいか剣道を親に勧められましたの。
剣道、やったことあり?ありなら分かるはずですが。
竹刀というものは、左の中指&薬指&小指の3本にて持つものなのですね。
両手で竹刀を持ってはいるものの、他は支える程度にしか力を入れないものなのです。

中学の時、剣道始めました。
左のその3本だけで竹刀を持って、上げておくとですな。
先輩が、その竹刀を床に向って叩きつけるのですわ。
そりゃーもーっ!
人より指一本力が無いんですからねぇ・・・辛かったです(TT)
でも、高校に入って肩を壊すまで、ちゃんと続けましたし、全然威張れませんが2年間の部活生活で2級までとっときました。

そして、社会人になり。
しばらくは、何の不自由も無かったのですが。
最初は、PC始めた頃、あたしカナ打ちしてました。カナ変換っていうんでしょうかね?
が、ある日、転職を決意して、カナでは世の中通用しないと思い立ち、ローマ字変換の練習を始めた訳です。

はい。躓きました。
キーボードの配置云々ではなく、『A』を打つことが多いことで躓きました。
またもや、左の小指の試練を味わうことに。
まともに、ブラインドタッチをしている方なら、いかに左の小指が重要であるかご存知でしょう。
大変でした。
そーですなー、これについては、我ながら、ものすごい頑張ったと言えるでしょう。
今では、殆ど不自由なくブラインドタッチバリバリで、文字打ちだけであれば検定一級とれるほどのスピードにもなってます。
なんてたって、一時期は、有線から流れる歌を聴きながらその歌詞を打つ。
そんな練習までしてましたので。

まー、ぶっちゃけ。
こうやって、長文を急いで打ってると、小指がつりそうになってきますがね。

いつもいつも思うのです。
嫌だ嫌だ。苦手だ。なんて思っていると、同じ事が繰返しおきやすいなと。
あたしが、何故か左の小指命になるような事柄ばかり選んできたのも、要は克服しないとダメだったんじゃん?とか思うわけで。

実は、あたしには、苦手なタイプの人間がおりまして。
括ってしまえば、血液型で言えちゃうのですが。
会う人会う人。なんか苦手よね。気付くと皆さん同じ血液型。同じタイプ。
同じような性格の部分で、あたしは困ることが多いのですわ。
困るだけならいいけれど、拒否反応が出るくらいに嫌でして。
そういうタイプに限って、どこに行っても何をしてても、必ず側に居るもんですな。

そう。これは、きっと課題なのねと思うことにしております。
嫌な人間を寄せ付けず、相手にせずに過ごすのも、それはそれでいいかもね。
でも、やっぱり、永遠に同じようなタイプの違った人間に、あたしはきっと会い続けるでしょう。
そのたんびに、胃が痛くなったり、気分がイライラしたり。
そんなことを繰り返したくは無いのです。
だから、小指と同じように、いつかはそんなタイプの人とも、上手く付き合えるようになれると。
色々色々、日々、試行錯誤しておるのですわ。うほほほほ

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