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2002年07月14日(日)
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日曜日の嫌 |
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たった二日、日記を書かなかっただけで、書こうと思う事が頭に沢山になって、結局何も書けない気がするのは何故? 珍しく仕事が大変で書く暇もご飯食べる暇もありまへんでしたがな。 ってことで、日曜月曜本日の昼までの統括を腐った気分で書き連ねます。
いや、なに。湿気のせいさ。台風のせい。何もかにもが「嫌がらせ」に感じるのは。 とりあえず、昨日の午前中にサクっと作ったやつ。
えーっと。さくらんぼ猿です。カチカチボールを思い出して作りましたん。 では。本題。何故にさくらんぼかも出てきます。
日曜日 早起きのお相手が、洗濯機はまわすは、居間でテレビを見るはで目が覚めた。 目が覚めて「貴方は、一体何時から活動なさってるので?」と質問したところ 「7:30。俺、これから野球観に行って来るから」 と、勝手にあたしを目覚めさせといて、一人で出かけたのは嫌がらせに違いない。
仕方なく起き出し、前日からの約束であったランチに行くべくシャワーを浴びて待ち望んでいたところ、昼過ぎてやっと帰ってきたお相手が 「負けちゃったよぉ〜っホームラン3本も打ったのにぃ〜」と泣いていた。 「すごいね。それでも負けちゃうわけ?」と尋ねると 「そのうち2本は敵のホームランなんだけどね」と、絶対に間違っている日本語で、あたしのスッキリした頭を混乱させたのは、嫌がらせに違いない。
珍しくお出かけということで、数週間前に買った服でおめかし。が、試着して買ったハズのジーパンが何故かパンパンに。 そこで、お相手が「お前、太った?」とニヤケつつ、「髪の毛はそれでいくのか?」と伸び放題でまとまらなくなった頭を正しく指摘する辺り、確実に嫌がらせに違いない。
街に繰り出しランチタイム。バイキング形式よって食べ放題。隣の席は娘っ子一人の3人家族。よく食べる。3人一緒に席を立ち、それぞれ両手に皿を持って帰ってくる。 計6品の往復を、あたしが一皿食べるうちに3回は繰り返していたのは、暗に「お前、食べるの遅いじゃん?」を含んだ嫌がらせだったに違いない。
せっかくの食べ放題。ドリンクバーも頼んだけれど、ここ数週間に及ぶ不摂生によって、胃がすっかり小さくなっていた矢先にランチに誘ったお相手は、きっと嫌がらせだったに違いない。
デザートのアイスが、大きな入れ物ごとであり、クルクルと丸くとる器具で取る形式になっていた。あたしは、アイスクリーム屋でアルバイト経験は無い。 よって、ヘタクソ。しかも、器具の固いこと固いこと!せっかくアイスを詰め込んだのに、皿にポコっと着地できず、スプーンで書き出す始末。 あたしの握力が、18しか無いのをバカにした嫌がらせに違いない。
そのアイスを、スプーンで書き出していたとき、背後にさくらんぼがチラチラする。どうやら、あたし待ち(アイス待ち)の人間らしい。 待っているのはいいけれど、これ見よがしに背後に立つのは嫌がらせとしか思えない。 だけど、めげすにもう一つ。お相手の分も取ったあたしは偉すぎる。
アイスを持って席につき、「大変だったぞ」と報告した矢先に、例のさくらんぼが隣の席に戻ってきた。 「ほら、簡単にアイスなんてとれるのよ」と言わんばかりの嫌がらせに違いない。 大体、今時、ピンク地に大きなさくらんぼ柄のツーピースだなんて、ほんと嫌がらせとしか思えない服装のババーだ。
そのさくらんぼババーが、「あんま美味しくない」という娘に対し、「じゃぁ、ジュース飲みなさい。何十杯飲んでもいいのよ」と勧める辺り。テーブルには満杯に皿たちが並んでいるその様。 卑しい卑しくない、エゲツ無い品が無いの問題を越えて、「私たち、普段ロクなもん食べてないから」というアピールかのようで、それは、旦那に対する嫌がらせか?と思ったが、旦那も酷いくらいに食ってたので似たもの夫婦を見せ付けたかったんだろう。
帰り道のホテルの教会から、新郎新婦が出てきた。「きゃ〜っ新郎がホストみたいよぉ〜」というあたしをその場では無視したクセに、車に乗った途端 「ジャンジャカジャーン」と合唱を強制したお相手は嫌なヤツだ。 しかも、「合唱してくれるのは、あたしくらいなもんでしょ?」と鼻高々に心の広さをアピールするあたしに対し 「残念ながら、違います」と、あたしが本当に残念がるのを予測して答えたヤツは、相当嫌がらせのプロに違いない。
狭い道をガンガン走るお相手に、新車であるからしてヒヤヒヤし、「危ない」「ゆっくり」「ぶつかる」を連呼するあたしに、「運転中にそういう事言わないでくれる?」とお相手が警告するにも関わらず、「だって、新車だし。ほら、あぶないよー」とまだ言うあたしに、嫌がらせをしているつもりは無い。
お腹パンパンで家に着き、速攻でお相手がトイレに入った途端、あたしの携帯が鳴った。「ねぇ、お茶しない?」ともう水一滴も入りそうにないあたしに電話してきた友達は、多分嫌がらせのつもりは無い。 念のため、トイレのお相手に「お茶してくるぞ」と確認すると、便座に座ったままの状態で戸を開け、その友達に質問をしたお相手は嫌がらせでは無く、単に羞恥心が無いだけに違いない。 その羞恥心が無いにも関わらず、話が済んでもトイレの戸を閉めずにいたクセに、手に紙を持ち、お尻を浮かせたところで「にやっ」と笑い、慌てて戸を閉めたお相手は、やっぱり、お尻を拭くところは見せられないぐらいの羞恥心はあるのかもしれない。 が、出てきたところで「お尻拭く所は、さすがに見せられないのか?」と聞いたあたしに対し、「いや、そこまでは見せない方が良いと思って」と今更教養番組ぶった答えを出したお相手は、単にケチなだけなんだと思う。
「10分後には出るから」という友達の言葉を信じ、それでも15分後に出て行ったにも関わらず、店で30分も待たされたっていうのは、いつもの事だから仕方無いと思いたい。 店の前が駅であるからして、今時の若いねーちゃんが肌の露出度最大にして沢山通るのを眺めていると、友達同士と思われる片方の姉ちゃんの肩ヒモワンピの背中から、白いタグが顔を出しているのを発見。 あきらかに、上から見てもタグであり、あきらかに後ろにいる友達も気付いているにも関わらず、絶対に教えてあげないその姉ちゃんたちは、実は友達では無くライバル同士であるに違いない。あたしの方が綺麗じゃん?みたいな。 そのライバル関係を考えている時に、やっと友達が駅向こうから姿を見せ、あたしに手を振った直後、やっぱりタグが出ている背中に視線が釘付け。 店に入ってきた途端に「タグでしょ?」と聞いたあたしに「そうそう」と答える友人は、説明無くとも話が通じる仲である。
お腹一杯のあたしの目の前で、こってり甘いパフェなんぞ食べるその友人は、嫌がらせではなく、きっと妊婦なんだからってことにしておく。 その友人の旦那が電話をかけてきてた時に、実は店にいるにも関わらず「今、商店街なんだ」と答えた友人は、嘘をついた訳ではなく、「商店街の中の店」という言葉を短縮しただけだと思ってあげよう。 その旦那が「海パンどこ?」と尋ねたらしい電話を切った後に、カバンに携帯を仕舞おうとする友人に、「またかかってくるよ。」と教えてあげたあたしは、半分嫌味のつもりである。 案の定、それから3回も旦那から「どこにあるんだ?」電話がかかってきた辺り。あたしは、素晴らしく人の旦那を知ってるものだと感心する。
夜、結局またもや飲みに出かけ、いつも以上の量を何故か飲んでしまってから、大した知り合いでも無い人たちと映画の話。 トム・ハンクスの話になって、「プライベート・ライアン」の彼の演技は最高だっ!最後の撃たれるシーンは迫真だ!と言うあたしを、「こいつ酔ってるから」とあしらったお相手は、本当に嫌なヤツだ。 どこがどう素晴らしいのかを説明しようとして、ああ、酔ってても言えないわ・・・と、本当なら馬鹿にされてるので、頭に来て、同じ表情をお前たちは見たことあるのか!あたしと同じ体験をしたことあるのか!と言いそうになったところで、理性を保ち黙ったあたしは、かなり偉いと思う。 飲んでる席で、しんみりしなければならない話は、してはいけない。
しこたま酔って、飲み屋を出てから「腹減った」というお相手は、嫌がらせでは無く、単に大蔵省であるあたしに遠慮して食べなかったらし。 で、いつもより遠回りであるセブンイレブンでおにぎりを購入し、ついでにあたしが「牛乳とコーヒー」の計2本のデカイパックを買ったのは、嫌がらせのつもりはない。そこから徒歩20分は歩くというのを分かっていても、それをなんだかんだと言いつつも相手が持つのだと知ってたとしても、「明日、車でコンビニ寄ればいいじゃんかー」と文句を言われてたとしても、あたしは朝、コンビニに寄るのは車であるから余計に、面倒で好きじゃない。
大酔っ払いと化したあたしは、テレビが付いているにも関わらず眠りに入り、しかしその2時間後には強烈な喉の渇きで目が覚める。 やはり、ビールだけが良かったかもしれない。安い焼酎はダメだと一人でアイスガイを暗闇の中でガシガシ食べ尽くす。すると「ね?お酒飲むとアイス欲しいでしょ?」と自慢気にお相手が聞いたのは、普段、あいつがアイスを一日に何本も食べ、この日の前日もそれで喧嘩になって、あたしが頭にきて自宅に戻ったことに対する挑戦状に違いない。
飲み屋でトム・ハンクスの言葉を飲み込んだせいか、病院での父の姿、父の側に座っていた義兄の姿が頭を駆け巡り、眠れなくなってしまったのは、多分、お盆が近いからに違いない。
土曜日にくるハズだった仕事を日曜の夜に送られ、結局、月曜の朝も早くから作業をしなければならなくなったのは、社長の都合以外の何物でもない。 それにも関わらず、いつも以上のお酒を飲んで眠れなくなったのは、あたしの最大の失態だ。
月曜につづく。
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