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2002年07月12日(金)
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今、何処・・・ |
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へーだ。今日は暇こいてるっすーだっ けど、明日は休日出勤でお仕事ですよーだっ(ヤケクソ) 暑いざんすねぇ。本日、暑中お見舞い頂きやした。ってことで。
えーっと。セミ猿です。動きが細切れでも気にしない方向で。技術不足でございまし。 宜しければ、これ貼っつけて暑中お見舞いなんぞ如何?人格疑われること間違いなしっ!
人格と言えば・・・関係無いですが、昨夜お相手がいきなり寝言で申しました。
「1cm のものが出来ましたっ!」
一体全体、何をお作りになったのか検討も付きませぬ。なので、聞いてみました。 「それは、社長に申しておるので?」 すると、
「社長は俺だっ!」
と威張ります・・・・・・えーっと、社長は社長でも社長は辛いよって感じの下請け社長なんでしょうかね。 フリーという立場が、ある意味自営業者=社長と申すのであれば、あたしも多分、「辛いよ社長」になるかと。 下請けは、辛いっす。あたし直のお客さんであれば、文句の一つも言えるんすが、元受ありのお仕事の場合、元受社長の立場を考えて何も言えないのが辛いっす。
さて。本日のタイトルはなにやら仰々しいのですが。 実は「あの人は今・・・」としたかったのですが、あたしが御気に召してる日記さんのタイトルであるので遠慮してみました。
先程、我最大の収入源であらせられる元受社長殿より、仕事のご連絡がございまして。 よって、冒頭の愚痴が出現した次第でありますな。 この社長さん。仰ることが毎度の事ながらステキです。 「今日は、俺、3時に出るんだけどさー。その後呑みだから、明日の作業ってことで」 へぇへぇ。いとも簡単に月曜納品の品の作業を「呑み」という理由で投げて下さいます。 毎度のことです。慣れてます。っていうか、社長さんは元同僚なんですな。 して、本日の「呑み」とやらは、その同僚時代に同じ会社の部長さんだった方が、定年退職されるということでパーチーなんだそうで。 ああ、あたしも行きたかったかもぉ〜〜っ その部長さん。部署も違うし、関連会社っていうだけで本来なら接点は無かったんすけどね? あたし、酒が呑めるからでしょうか?いっつも部長族と男性社員と、まぁ言うなれば呑んべぇ連中と共に紅一点で呑みに行っておりました。
今は、その会社は消滅してまして。へぇ。倒産したのか、それとも社長が消えうせたのか知りませんがね。 あたしが最初にその会社を辞め、その後芋づる式のように皆さんバラバラに。 その時代に一緒に飲んでいた男性陣は全て、大手の会社に転職なさいました。 今、思えば、すんごい人たちが集まってましたね。中には「先生いらっしゃいますか?」と電話がかかってるくという、何やら本を出されている方もおりました。 その方をS先生としときましょう。確か、月収が100万だったという話でヘッドハンティングされて来た方です。 今は、御自分の会社をお作りになり、本日のパーチーの主賓であるT部長の会には、避暑地の軽井沢におるため、欠席とのことです。 そのS先生は、ステキな奥様をお持ちで。しとやかで賢く、3歩下がってついてくる。そんな方だという話は、呑んべぇの間では有名でした。 そんな奥様をお持ちのS先生は、いつも仰いました。 「いやぁ、あるひちゃんみたいな子とも結婚してみたかったなぁ〜っ きっと毎日、楽しいだろぉなぁ〜」
「とも」っていうのは、奥様とは正反対って言いたいんでしょうか・・・複雑です。 でも、いくら出来た女房でも、S先生の年賀状まではチェックなさらなかったようで。 ええ。確かに、S先生ですからして、エライです。足元にも及びません。 でもですね?年賀状の宛名に「様」くらい付けてくださいよぉ 結構ね。ビックリしますのよ?当たり前のように「あるひ様」ってあるハズの年賀状にいきなり「あるひ」って書かれてるとね?え?呼び捨て?って正月早々、複雑になるんですわよ? まー、後々、数人に確認したところ、全ての人に「呼び捨て」状態だったようで。 皆さんも、宛名をPCで印刷するときは注意しましょうね。
さて。違うんです。S先生やT部長の話では無くて。 その会社、前にも書きましたが第一言語が英語という外人さんいらっしゃい会社でして。 勿論、社長も日本人違います。何故か、マギー司郎のような喋り方をしておりました。 えー、この社長の話も違います。本日は、レイさんって人の話です。 その会社、SEさんがメインの会社でしてね。その長としてこれまたヘッドハンティングされてきた外人さんです。 んーっと。お国忘れました。東南アジア系・・・あら?違ったかしら?もう記憶があやふやです。 彼は、こよなくあたしのことを「スゥィ〜トォ〜」と連呼した方でもあります。 その会社が、まだマンションの一室であった時代のお話です。
ある日、同僚のゆきちゃんとレイさんが、朝のエレベーターで一緒になりました。 この二人。とても良いコンビで、毎度毎度ふざけすぎておりました。 その朝も、出会った途端に意気投合状態で乗り合わせ、エレベータを降り立ちました。 いつものように、ケタケタ笑い合いながら玄関を空け、靴の数が少ないので「今日は早いんじゃない?」なんて事をゆきちゃんが申しますと・・・ レイさんが、鼻をクンクンと。そして一言「グッド スメル」。 えー、あたしは英語が分かりませんゆえカタカナですが、意味分かりますわね? とても、美味そうな臭いがしたといいます。 事務所がマンションってことは、お台所も付いてます。なので、時たま誰かが美味いものを運んできたりもするわけで。 ちなみに、お昼にスパ王の「たらこ」をあたしが作った時、このレイさんは「バッド スメル」と言って扉を非情に不愉快そうに閉めてしまいました。 外人サンは、生もの系の臭いがダメな人、多いっす。
して、ここで補足ですが、レイさんは目が悪い方でした。多分、少しでも薄暗いところだと、見えていないだろう方でした。 よって、明かりを付けていない曇った朝の時間など、手探りで廊下を歩いておりました。 でも、この日はゆきちゃんも一緒でしたので、危なげなく玄関に辿り着いたと思われます。 とても良い臭い・・・ゆきちゃんも「おいしそーだねぇ」なんて事を言いながら、「犯人は誰だぁ〜〜っ」などとふざけつつ、靴をぬぎぬぎ・・・・ 玄関の正面には、あたし達が詰め込まれていた部屋へ繋がる扉があります。 その扉が開きました。そして・・・
「貴方たち、誰!?」
見知らぬ老夫婦がそこには立っておりました。 ええ、お分かりですね?彼らは揃って、階を間違えていたのですわ。 マンションですからね。上から下まで同じ作りですわね。玄関も同じですわね。同じ位置であれば、階が違っても同じ間取りなんすね。 ゆきちゃんは、ビックリして即座に自分たちの間違いに気付きました。 ところが、レイさん。レイさんですわ。 見えないんでしょうね。玄関の明かりが点いてなかったそうなんで。
「ダレ?ダレー?」
まるで、言葉を覚えたオウムのように片言の日本語で、老夫婦の言葉を真似します。 出てきたのが、同僚だと思ってるんでしょうね。 毎度毎度、仕事中もふざけてたので、誰かがまたもや何かやってくれてると勘違いしたんでしょう。とても嬉しそうにおどけていたそうですわ。 そのレイさんを引っ張り、ゆきちゃんは「すみませんでしたぁ〜〜っ」と早々に退散したくも、事情を飲み込めないレイさん。
「マイ ネーム イズ レイさん」
なぜか、自分に「さん」付けで自己紹介を始めます。 必死なゆきちゃん。違うよ違うよと訴えているのに「チガウヨチガウヨ」とこれまたオウム返し。 そこで老夫婦に「警察呼びますよっ!」と一喝され、さすがに「ケイサツ」って単語は知っておられたようで、やっとこさ事態を把握なされたそうであります。 慌てて、脱ぎかけの靴をつっかけて「ごめんなさい〜〜」と余所様の玄関を出た二人。 エレベーターホールにつくと、そこは1つ下の階だったそうですわ。
して、事務所について事の次第をゆきちゃんから報告を受けたあたし達。 二人の主張は「誰かが、あの階でエレベーターを呼んだからいけないんだ」そうで。 まー、あるわね。エレベータ乗ってて、開いた扉に無条件で降りちゃう事って。 でもね。いっくらなんでも、同じつくりでも、玄関の雰囲気多少は違くないか? 飾りとか、置物とか、靴の状態とか、分かんないか? そんな事をあたし達が口々に突っ込むと、レイさんはいいました。 「そういえば、臭いが違った!」←勿論英語。勝手に翻訳 byあるひ
そんなレイさん。「ケイサツ」って単語に反応したレイさん。 前に書いた同僚のメッシュな靴下の彼に、いつもこんな風に言われてました。
「上野で偽造テレカ売っちゃダメだよぉ〜〜〜」
勿論、冗談です。 確かに、日本人が海外に行くとみんな同じに見えるように、上野のその方たちにレイさんは似ておりましたが、あんまりです。 メッシュ君は、英語喋れるにも関わらず、仕事用の大事な時以外は、日本語を使うんですな。 これを言われると、何故かレイさんは喜んでおりましたが・・・果たして意味が分かっていたかどうかは不明です。 一応、レイさんは、メッシュ君の上司だったハズなんすけどねぇ・・・ そんなレイさんは、一度アメリカ人だったかな?の奥さんと結婚し、子供が居るそうなんですが離婚なされ。 何やら、あちらの国の女性はキツイとぼやいておりました。 あたしが退職して1年後ぐらいだったかな?めでたく彼曰く「スゥィ〜トォ〜」な日本女性と再婚され、故郷に帰られました。 一度、日本に戻ってきたと、再会パーチーがありまして、その時に奥様に会ったのですが 「この人、何言ってもふざけてて、話にならないのよ」 と愚痴っておられました。 レイさ〜んっ そんなんで、母国で事業起こして、ちゃんとやってけてるんすかー?心配っすぅ。 そして、ゆきちゃんはというと、イスタンブールで旅行恋愛をし、そちらの方と一昨年結婚報告の手紙がきました。 今、日本に居るのか、向こうに居るのか分からないけど、彼女のことだから元気でしょう。 そして、メッシュ君。色々なほかにも逸話がありますが、本当に何処にいるのか分かりません。 最後は、確か名古屋方面への転職が決まったという話でしたが・・・ もう、5年ほど前の話なんで、他にも行方知れずな同僚が、いっぱいおりますな。
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