あるひうがちな御人好し

あるひ
MAIL

2004年桜とか
2005年桜とか
ﾊﾛｳｨﾝ＠TDL
作品
HP
BBS

2002年07月05日(金)

■

夢　その1

昨夜、酷い目に遭いました。
日本・TBS・フジ！頼むから、同じ時間帯にぶつけ合うのは止めたまへ。
そりは、争奪戦というより、潰しあいではあるまいかっ！
ってことで、3苦にさいなまれたあたしは、TBSを録画し、フジを優先。日本はCMの合間と野球延長かなんかで最後だけ観た。
ってことで、本日のイラストはこり。

ごみんなさ～い。わざわざ、HPまで見てパロりました～っ
言わずと知れた「恋愛偏差値」ならぬ「変愛偏差値＠猿バージョン」でありんす。
皆が皆、同じ顔だからって、全てが「財前直美」に見えたとしたら、そりは仕方無き事と処理致します。

先程、タバコを買いに行こうと思って小銭をかき集めていたところ、外から子供の歌声が。

こんなこといいな♪できたらいいな♪あんな夢こんな夢いっぱいある～けどぉ～♪
みんなみんなみんなっ♪かなえてくれるっ♪
不思議なポッケでかなえてくぅれぇる～♪
トゥラリラタラッタ～♪トゥラリラッタラッタ～♪

こりらも言わずと知れた、ドラえもんの歌でありんす。
最後の「トゥラ」は、本当にこの発音で子供がラストを飾っていたのでビックリしました。
歌詞部分のみならず、最後まで入れるとはっ！もはや只者ではあるまいっ
そんな想いを胸に、急いで外に出ましたところ、幼稚園児と思われる男のお子さんでした。
なので、急遽追加されましたのが、こちら。「ドラ猿」でありんす。

えー、異様だとか言わないで下さいね？かわいいんです。ヒゲをつけなかったのは、どー足掻いても余計に異質な雰囲気だったからです。はい。

先日、飲み屋に行った際に、お相手が有線から流れる曲を聴き、こんな事を申しました。
♪♪♪　いつか　想像してた未来と　いまが　すこし違っていたって　♪♪♪

「少し違ってるだけなら、いいよなぁ～っ？」

こちらも言わずと知れたV6の新曲ですな。
思わず、あたしは聞き返しました。
「あんた、どんな想像してたの？」と。
「そりゃ、結婚してるハズだったし、子供もいるハズだったし、何より小学校の時の将来の夢は、『エレクトーンの先生』だったんだよなー」

えー。あたしが期待したのは、もうちっと具体的にって事なんですね。
夢って、そりゃ子供の時は空想でしかないからさ。おっきな夢も観れますわ。
まー、エレクトーンの先生が大きいか小さいかは抜きとしてね。
でも、年齢を重ねるごとに、現実味を帯びた夢に変化するのが、フツーでしょう？
あたしは、『近い過去』にどんな想像をしていたのか？を聞きたかった訳で。

あたしの小さい頃の夢は、保母さんでしたな。えー、子供が子供を好きだったとかいう、ナマイキさは無かったんです。
何故かというと、保育園通いだったあたしは、教室や入り口の壁壁に、季節単位で変わる『工作画』に憧れていたんですわ。
ほら、大きな色紙に、折り紙で朝顔貼ったり、子供の顔貼ったり。そーゆーヤツが作りたくて。ついでに園児と共に粘土なんか捏ねたり、絵の具でマーブル～とか模様作る遊びしたり。
あたしは、永遠に、図画工作をしつづけたかったんですわ。

中学に入ると、どうやら保母さんって～のは厳しい職業らしい。なんつー、いけない事を知りまして。確か、卒業文集に書いた夢は「秘書」だったかと。
キャリアウーマンに憧れたのかもしれませんね。
小学校で好成績を収めた図画工作の成績は、中学で美術に変わり、その担当の先生と反りが合わずにイマイチでした。
ただし、ア・テスト。ご存知の方は同年代でしょう（笑）その結果は、美術のみ満点でしたわ。他は聞かないでくだされ。
美術の変わりに伸びたのは、国語でした。読書感想文ってやつ。えー、コンクールがありましたねぇ。
クラスで、代表2人ずつ選ばれるんです。あたしの年代、人数最大だったかもしれませんね。全部で10クラス。各45名は居たかと思います。
その頃、あたしってば、クラスでも目立たないよーに身を潜めておりました。大して勉強もできず、小・中では基本の運動神経もイマイチ。
時々目立つと言えば、人気者の女の子に食ってかかる程度でしょうか？
そんなあたしが代表で選ばれた時、クラス中が異様な雰囲気に包まれたのを、今でも覚えております。
意外だったのでしょ～かね。その人気者の女の子が、嫌そ～な目であたしを見たのも覚えています。確か、彼女も国語の成績良かったからでしょうね。
でも、彼女は別の小学校だったので知らなかったのでしょうが、あたしは小学校でも選ばれてたんすね。

そして、悲しいかな高校受験に失敗し、事もあろうか、あたしは美術という授業が一切無いバカ女子高に入りました。
そこで才能が目覚めたのが、「書道」でありました。
それまで、丸い可愛い「字」が書きたかったあたしも、やっと自分流の字が納得行った頃なんでしょう。
勿論、引き続き国語は優秀でした。ある時、テストで学年2番目を取った事がありまして。
その期の成績表が、なぜか「9」でした。ちなみに、1番は、あたしの友人だったのですな。
ふざけて「あらぁ？1番が「10」で、なんであたし「9」よ？」と言ってみたら、ある日担任の国語教師に声をかけられ、
「いや、これはな。テストだけの成績じゃないんだよ。ヒイキしたとかそういう訳じゃないんだ。他の提出物も含めてな・・・」
と必死に弁解をされるハメに。あたしは、「あははは。本気で言ってませんよ～」と宥めてあげました。

その高校。本当に勉強ができない学校でした。教師もバカにしてるのが分かります。
なんてったって、テストの答え教えてくれるんすからね。
だのに、沢山の生徒がそれでも追試模様・・・ちょいと不思議でした。
バイトに明け暮れ（本当はバイト禁止）、テスト勉強どころじゃなかったあたしは、それでも赤点は取った事ありませんでしたが。
しかも、校則が異常なくらい厳しく、みんな窒息しそうでした。
よって、あたしの中で夢なんて消えていきました。日々の生活に高校生が追われるっつーのも変だけど、そんな感じで。
進学を取りあえず希望したものの、親の反対で就職することに。
確か、進路を決める高校二年の頃、父上が肝臓をやられて入院していて、その際に
「あたし、夜間でいいから専門行きたい。だからバイトする」って話たんですわ。
でも、その後、バイトはどうやら認めたようですが、就職の道を余儀なくされました。

取りあえず、その学校では好成績の方だったので、名の知れたメーカーの関連企業に希望を出しました。
やっぱり、どっかでキャリア・ウーマン的ブランド志向があったのかもしれませんね。
家の親は自営の為に、世の事務職などの実態をあたしは知る機会が無かった為に、具体的にどんな仕事が良いか？なんて想像もつかなかったんですな。

その学校、バレー部が強い学校でした。寮があったくらいに。
ある日、就職担当の先生に声を掛けられます。「ここ、希望出してるよね？」と。
「はい」と答えると「キミの成績ならバッチリなんだけどね・・・」
けど？けどなによ？って感じでしょ？
「定員が2名なんだよね・・・」
「はぁ・・・」何、言いたいんだ？このミルミルはっ！？って感じです。
えー、卒業生が見たらバレますな。ミルミルってあだ名の先生が居たんすよ（笑）
そのミルミル。言いました。ええ。言葉を濁してたわりにはハッキリと。

「バレー部の子が希望してるから、譲ってくれない？」

はーーーーはぁ。
もう一人は、商業科の子だったそうで、そちらは勿論優先されるんですな。
なにごとも、あきらめの良かったあたしは、即答で答えました。
「ああ、いいですよ」と。
果たして、譲ったその子が、就職試験をパスしたかどうかは知りません。
仕方ないので、あたしは給料と場所で、別の会社を探しました。
それは、自動車部品メーカーでした。
就職試験を受ける際に、担任が言ったのは「先輩の○○が受かってるから、大丈夫だよ」
そりは、その先輩が「ばか」だったって言いたいので？しかも、続きが

「でもな・・・あいつ、美人だからな」

おーーーーーーいっ！そりは、どーゆー意味じゃっ！！！！！心で叫びましたね。
いやなに。担任の名字が大井だったってことじゃなく、おいっ！おまえっ！って感じで。

お蔭様で、無事受かりましたわ。ええ。お会いしました。その超美人の先輩にも励ましたいただきました。
でも、試験は、「就職社会」だの「就職なんたら」ってつく特別授業で習ったものは、一個も出てきませんでしたがね。
受かった時に、父上がある日の新聞を見て嬉しそうに言ったのを覚えています。
「おい、お前の入った会社、二部上場じゃないかっ！」
二部上場で喜んでもらえるなんて。まー、高校卒業したのも、就職したのもあたし一人だったんで、喜びは大きかったのかもしれませんね。

会社説明会みたいな時に、希望の部署を提出しました。
あたし、やっぱり親の仕事の影響なんでしょう。「設計部」を希望しました。
考えると、これもあきらめの良さと転換の早さ故なんでしょうなぁ。
あんなに嫌がってた就職も、ダメと分かった途端に切り替えてたんですな。
出来たら、将来は父上の仕事を手伝ってみたいとか、似たようなことをしたいとか。
そんな夢を抱いたのですわ。

でも、残念。実際に入社式で渡された辞令は、別の部署でした。
キャリア・ウーマンほど遠く。コピー＆お茶汲み。
殆どが社内結婚にて一定の年齢になると交代するっていう部署でした。
そこで、夢は一度消え、しかも「バカ高校」出身ってことで、さげすまれる日々が始まったのですわ。

えー、長いのでこの辺にしときましょう。明日も続けます。画像も用意しました（笑）

この頃の想像してた未来によると、今の年齢であたしは子供も居たハズです。
もっと、落ち着いた、しっとり系の女性になってたハズです。
他の具体的なことは、あまり想像してなかったり、子供が居る事以外に夢は無かったよーな気がしますな。

≪

≫

初日