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2002年06月25日(火)

折々のうた

     桃太郎と金太郎と勝負することなし
     されどああ少し金太郎好き
                    馬場あき子



昨日、柄にも無く天声人語の社会ネタを持ち出してしまったが、実は天声人語はオマケであったという事実。
本当は、その上にあった「折々のうた」(上記のうた)が目的であったという、ふざけた女子(おなご)はあたしです。
だのに、おまけであった記事だというのに、あれだけダラダラ長文を書けるというのは、一種の才能であり、我姉妹には「命を削ってまで書くな」と言われております。へぇ。
いや、命は削ってません。毎日毎日暇なクセに書くことだけは尽きない・・・いや、本音を言えば、書くことしかやることが無いあたしです。

さて。本題に。
この折々のうた。大岡信という方が解説?感想?とにかくコメントを書いておられるのであります。
上記のうたを読んで、確かにあたし、ほのぼの致しました。と同時に「著名な方がうたえば、なんでも大作品になるなぁ」というイケナイ事を思ったのも事実ですが。
して、コメントを抜粋。
「作者の気持ちの弾みまで伝わってくるような楽しい歌。
どんな事から桃太郎と金太郎をくらべることになったのか何も分からないが、この比較はそれ自体おかしみを含んでいて、・・・」
「当代一流の女流歌人が、こんなのどかな問題を頭にかかえているおかしさ。「されどああ」は、この場合ぴったりの開設詞」

ふへ。
ステキ♪素朴ですてきだわーーーーっ!このコメントっ
「どんな事から」ってさ〜っ 悩んじゃダメぇーーーーっ
「何も分からないが」ってさ〜っ 手厳しーーっ!
原稿用紙1枚以内で理由を述べよっ!述べられないと思いますーーーっ
「こんなのどかな問題を頭にかかえているおかしさ」ってさ〜っ
なんで比べることになったか分からないって問題を抱えちゃった貴方の方が、あたしはおかしいってばっ
っていうか、「問題」にしちゃう?これ、「問題」って言っちゃう?
「桃太郎と金太郎が戦うことなし」ってことは、結構問題になっちゃう?
正義の味方同士は戦わないっていう暗黙の掟は、ダメですか?
あっ!書いてて分かったっ!
「どっちが強いんだろう・・・」っていう問題なのね?
それを「当代一流の女流歌人」が抱えているのが、面白いってことなのね?
いいじゃんかー。ブーっ
あたしにしてみれば、かなりの率で納得よ。
歌人とか絵描きとか。芸術家な方々は、常日頃から色んなことに想いをはせるからこそ、凡人には出来ない作品が作れるってもんだ。
あたしがコメントするならば。
「さすがは、当代一流の女流歌人である。大人になって忘れがちな心を持ちつづけている素晴らしさ。」だ。

芸術家といえば。
あたしの両親、芸術家の方と縁がある。
以前、親の会社の上に住んでいたときに、お隣が芸術家の方であった。お子さんが一人おられる方で、作品作りに夜な夜な勤しんでいて大変迷惑だった。
まぁ、それはいいとして。
その住まい。酷く古い。よって、皆さんの大嫌いNo.1に君臨するであろうゴキちゃんが卒倒するように居住されていた。
えーーー。書けるぞ。恐ろしい大変はいくらでも書ける。このネタは。
でも、具合が悪くなるかもしれないので、今度、題名にちゃんと付けて予告してからにする。

とにかくだ。そんなこんなで、あたしも日々格闘していた。バルサンも頑張った。でも、あたしの頑張りは無効に終ったある夜のこと。
あたしは目撃したのだっ!
その芸術家の家に一匹のゴキちゃんが入っていく様をっ!
何度も言うが、古いのである。よって、玄関の戸の下に隙間がある。あたしは、工作してその隙間を塞いだもんだ。
しかし、さすがは芸術家だ。塞ぐなんてことはしない。ありのまま。自然のままでお暮らし遊ばれている。
あたしは、その頃、我姉妹宅へご飯を食べに夜な夜な出かけていた。よって、その部屋で物を食べなかった。
でも、芸術家さんは、お子さん共々生活中である。勿論、自炊もなさる模様。
しかしだ。その建物は古い。本当に古い。屋上のタンクから水が供給されるのだが、とにかく鉄臭い。時には赤茶ける。
あたしは、顔を洗うのでさえ、躊躇したぐらいだ。でも、平気らしい。使っている。さすがは芸術家さんだ。
して、あたしは親に愚痴った。一万円という家賃で住まわせて貰っていたので文句は言えないが、一応言ってみた。
「ゴキちゃんが酷いんです。隣の家に入っていったのを見たんです」と。
親は早速、芸術家さんに聞いてみた。すると、答えはこうだった。

「いえ。全然居ませんよ?」

うっそ〜〜〜んっ!ばっか〜んっ!
あたしが夏近くなると、ヘタすりゃ冬だって油断ならねーって生活してんのに、隣にだけ居ないなんてことあるかっ!
しかし。分かった。多分、居ても気付かないのだ。だって、芸術家だもん♪
いや、違くて。
かつて、父上がぼやいておられた。人懐こい父上は、時々お隣に声を掛けていた。
「上がっていきます?」とお茶を勧められるが、断っていると言っていた。
だって・・・だって・・・・
座る場所なんて無いんだもんっ
いや、多分。立つ場所も無さそうだ。つま先でなら、なんとか・・・
あたしも、大概の無精もので、ありがちな片付けられない女かもしれない。でも、上には上がいる。足の踏み場が無いってこういう事をいうんだ。
その部屋にあった畳は全てはがされ、襖も外され、衣類と作品と食べ物とゴミととにかくなんでもかんでもござれぃっ!とばかりに床に広がる様。
ええ。あたしも目撃いたしました。これでは、気付かないでしょう。
ゴキちゃんは、暗いとこ好きだもんねっ♪隠れんぼ、だ〜〜い好きだもんねっ♪

ってことで。ここは一つ。芸術的才能を持っている故、普段の生活は無頓着と結論を。
いや、皆さんじゃないっすよ?他の芸術的センスをお持ちの方でお部屋のセンスも素晴らしいって方はいっぱいおられます。
でも、あたしは、ここに一筋の光を見出したのです。
多分、お隣の芸術家さんにとって、部屋自体もアートだったに違いない。確かに、彼女の作品は、あたしにはゴチャゴチャに見えてしまったもの。
ふっ

凡人には分かるまいっ♪
その前後のぼくには分かるよ〜〜っ♪


ってことで、「その前後」きどりのあたしの作品が左の愛らしいお猿ですわ。猿なんですよ?(説得)
一応、仮の住まいなんぞ作ってやったので、宜しかったらHOMEからお入りくだされ。しかし、工事中なんですがね。うへへ。
ついでに、我姉妹がうるさいのでBBSなんて付けてみました。寂れること間違いなしっ!なんですが・・・姉妹の戯言上にならないことを祈ってます。
実は、これが今日の本題だったりする嫌な奴はあたしです。

「折々(のうた)」は関係無いっ♪本題と関係無いっ♪

お怒りはごもっともです。でも。

雨降りでも気にしないっ♪長すぎても気にしないっ♪飽きれてても気にしないっ♪読まなくても気にしないっ♪

ふざけた奴です。すんまへん。最後まで読んでいただいた方。本当にお客様は神様です。

君は仏様のよぉ〜っ♪荒野に咲く花のよぉ〜〜っ♪

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以上。本日の「あるひ折々のうた@マシュマロ」でお送り致しました。

追記:おしらせ@HPちょっとだけ仲間増えました♪