− お気楽 Diary −




 幸せって?    2008年05月12日(月)


 昨夜は静かに過ごしていたとばかり思っていた愛犬ですが、朝一番に庭をみてみると首についていたはずの "エリザベス・カラー" は無理やり外してしまったらしく、そこには点々と血がついているではありませんか! ビックリして首を確かめてみましたが、毛は擦れた跡があるものの傷はなさそうでしたので "ん?" と思いつつ尻尾をみると血が出たあとが!

 早速、直後から玄関にケージを組み立て24時間体制で監視を始めたのですが、やはりどうも耳が痒くてイラついているとしか思えず、傷も心配でしたので往診可能な獣医さんを探すことにいたしました。 なにしろ足が衰えてしまっていて歩いて病院まで行くのは不可能と思えましたし、なにより怖がりなので違った環境で痛い思いをさせては余計にストレスになるのではないかと思ったからなのですが、残念ながら問い合わせた先からは断わられてしまいましたので、主人の帰宅を待って車で連れて行くことにいたしましたよ。

 こんな騒ぎをおこしてはいても、本人 (じゃなくて本犬) はいつもと変わらぬ食欲と快便・快眠のおかげで元気なのが救いです。 昨日から家族がそれぞれにネットで原因やら対処法などを検索しまくったりしながら彼を見守っているのですが、今回の自虐行為は、どうも原因は一つだけではなく複合しちゃったもののような気がしています。 夏日の暑さのあとに冬のような寒さが襲ってきて雨がふったことで、外で飼われていた老体の彼には様々な異常が発生しちゃったのかもしれません。 彼をとりまく環境も、今年に入ってから色々な変化がありましたし。 声に出して不満を訴えることができない分、飼い主はもっと察してあげなきゃいけなかったですよね。

 小さな頃から 「犬は噛み付くから、特に尻尾が垂れ下がった犬には近寄っちゃいけないよ」 と父に言われ続けて育った私ですので、捨て犬だった彼が始めて我が家にきた時にも 「お母さんは世話はできないからね」 と冷たく言い放ったものでしたが、当時は小学生だった子供たちからは 「ぜったいに自分たちで面倒をみるから大丈夫」 と切望され、主人も 「子供の頃から何頭も犬を飼った経験があるので大丈夫だ」 というので我が家の一員になったのでした。 勿論、飼えば愛情は沸きますから私だって可愛いと思いましたし世話もしましたけど、それでも私の接し方は子供たちとは違って距離をおいたものだったことも事実です。 そんな母は彼の目にはどう映っているものやら。 日がな一日、ケージの前にジーッと座って "長生きさせるために・・・ と色々我慢させてきたことは彼にとって幸せだったんだろうか?" と、寝ている老犬の背中を撫でながら考えておりましたよ。



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