我が家の愛犬は15歳という高齢なのですが、2年ほど前からは耳が遠くなり、後ろ足の衰えも目に見えて酷くなり、瞳も若干ではありますが濁ってきたかな? と、様々な老化現象は進みつつあったのですが、ここにきてボケとも思える症状が出てきて心配しておりました。 一番気になるのは満腹感がなさそうなことでして、山盛りのドッグフードを朝晩与えているというのに庭の小石や土を食べようとしていたり、水も容器が空っぽになるまで呑み続けていたりするのです。 楽しそうな顔も、あまり見られなくなっちゃっていましたし。 まあ歳だから仕方がないのだろうと、静かに見守ってはいたのですが...
真夏のような暑さが続いていたかと思ったら、急に冬のような寒さに戻った夜からなのですが、様子が一変。 ソワソワして落ち着きがなくなっちゃったのです。 少し前から時折 "頭を左右に強く振る様子" が気になってはいたのですが、それ以外は普段と変わらず元気でしたので医者にも行かずに様子をみておりましたが、今日の昼過ぎに自分の尻尾に噛み付いてしまったようで小屋の周囲に血が落ちているのを主人が発見。 すぐに止血したり消毒したりしましたけど、もともと子犬の頃から自分の尻尾を追い掛け回してジャレている(ように見える)犬ではありましたが、まさか血がでるほどに噛り付くなんて・・・ と、我々はビックリ! このままでは再び噛み付かないとも限らないので目の届く玄関に入れて、息子に見張りを頼んだうえで、主人とふたりでホームセンターを渡り歩いて "エリザベス・カラー" を探しだし、首に装着いたしました。
普段から大きな物音 (たとえば建築現場から聞こえてくるような騒音) やジェット機の爆音、雷などが鳴ると、怯えてしまってオロオロしているうちに擦り傷をつくってしまったりしたような経歴がありましたけど、こんな歳になってから流血騒ぎを起こすなんて... 精神的な面も気にはなってはいたのですが、飼い主である我々や彼の周辺で関わっていた人々の生活パターンも大きく変化したり、各自の犬に対する接し方や考え方の違いなどもあって、我慢させられている部分も多い犬でしたから、長生き=幸せな老後と言えるのだろうか? ・・・と常々考えさせられてはいたのですが... 気持ちを察してあげられなくて可愛そうなことをしてしまいました。
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