| 人生楽ありゃ苦もあるさ |
2004年05月11日(火) |
息子がチャットで使っているニックネームが、このところ 「はぁ...」 だの 「ふぅ...」 だのと、マイナスイメージなのが気になってます。 姉が先に帰国してしまった羨ましさから来ているのか、それとも現在の学校生活に飽き飽きしてきたせいなのか? 以前は歌詞の一節をもじったようなものが多かったので、この変化はなに? って感じです。
こういうことに直面したときに私はいつも、「親の薦めだけで子供の進路を決めちゃいけないんだよなぁ...」 って感じます。 人間生活を営んでいる限り、様々な場面において 「想像よりもはるかに大変だった」 とか 「こんな筈じゃなかった」 なーんていうことには出会うものですけど、そんなときには得てしてうまく行かない成り行きを誰かのせいにしたくなるものじゃありません? このトバッチリが、その度に親にくるのではたまりませんものねぇ。 ま、うちの場合は一応 「いくつかのパターンから息子が納得して選んだ道」 ってことになっていますので、私は結構強気だったりしますけどネ。(^_^;)
それにしても考えさせられるのは、親ってどこまで自分の価値観で子供を導いて良いのか? ってことです。 子供が幼ければ幼いほど、子供がやりたいと言って始めたことに間違いはないにしても、目には見えていない親の後押しがあるように感じますもの。 よく親は 「この子が自分でやりたいということをやらせてあげたい!」 とか、「黙って眺めていて横道にそれないように軌道修正だけしてあげている!」 とかいいますけど、そんな親でも無意識のうちに発している 「こうなって欲しいビィ〜〜ム!」 みたいなものを小さな頃から敏感に察知して 「親の求める良い子でありたい」 という子供心が、だんだんと自分のやりたいことはそれなんだと洗脳されていっちゃう部分もあるような気がしてなりませんしね。
それが悪いとは思えないし、でも良いとも思えない... こんな考えが駐在生活に芽生えて現在に至っているのですが、はたして結論らしきものが得られる日はくるのでしょうか? ま、お気楽な毎日を過ごせているからこそ、こうした考えにもぶつかることが出来たのだろうと思えば、まずは妻が安泰でいられる生活を提供してくれている亭主殿に感謝しなくては! ですかネ。
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