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■ 再会した品々。
実家の改築に伴って、私の思い出の品を次々と送ってもらっているのだけれど、 先日届いたのは、なんと、私が赤ちゃんの時に買ったという ベビーダンス。 ベビーダンスといってもこげ茶の枠に白い小さな引き出しが8段あるものすごーくシンプルなもの。 とてもしっかりした作りなので何処も痛んでいません。
実家でも嫁に行くまでずっと使っていた、30ウン年前の箪笥です。 シールを貼ったり、私がマジックで自分の名前と弟の名前を引出しに振り分けて書いた跡などは母が綺麗に磨いてくれていて、真っ白になっていました。 「久しぶり。またよろしくね。」 そんな気持ちです。
そして、あと2つ、思わず目からちょろっと涙がでてしまったくらい懐かしいブツが送られてきました!
小学校の入学祝いに、大好きだった祖母から贈られた、 手巻きの目覚まし時計(おしゃれキャットの絵)と電動エンピツ削り器(ロボコンのシール付き)です。
「うわーん。おばあちゃーん。。。」 祖母はもう亡くなっているけれど、今すぐにでも伝えたい気持ちがいっぱいでした。 これをもらったときどんなに嬉しかったか。 しかも両方ともまだ使える・・・。これも30年近くも前のものです。
あぁ、いいものはちゃんと残るんだね。いままで大事にとっておいてくれてありがとう。と母に感謝。 ・・・・したのに、母ったら、 「あなたって意外なものに感動するから面白いわー。うっかり捨てられないじゃないの。またいちいち電話して聞くからね?じゃないと、私、捨てちゃうわー。」 って・・・・。 感動の涙がしゅるっ消えてなくなりました。あはは。
我が家には祖母の嫁入り道具だった鏡台があります。昭和初期・シンプル・モダン・ちょっと猫足でしゃれていて本当に素敵なもの。 JGがニスを塗って引き出しを直してくれたりしたので生まれ変わりました。 だけど引き出しをあけると粉白粉の匂いがまだかすかにして、胸がきゅんとなるのです。 大事なものをしまったり、写真を飾ったりして使っているのですが、子供達は「ママの机」と呼んでいます。
いいなぁ。古いもの。しかも、「誰か」が使っていたのではなく、家族や自分が愛用していたものを何十年も使い続けるっていいなぁ。 あらためてものを大事にする心を見直しました。
いや、見直さなくてもちゃんといいものやお気に入りのものは肌や感覚で自然に使い続けていくものかもしれませんね。
2004年06月22日(火)
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