|
|
■■■
■■
■ 涙でゆがんであなたが見えない。
卒園式でした。 あいにくの雨だったけど、とても心に残る一日でした。
5年7ヶ月の在園。 当時は仕事をやめるわけにはいかない事情があったので、選択の余地なく保育園へ預けました。 もちろん何度もくじけそうになりました。
卒園式では在園期間が長い子供順に名前が呼ばれ、卒園証書をもらいます。 親は後ろの席で、自分の子供の名前が呼ばれたら立ち上がって見守ります。 「はい!」と大きな声で返事をする長男R。 そこで、先生が長男Rの思い出を短く話してくれるのです。 そして、園長先生の優しい笑みと共に証書が授与されます。
自分の子供のときは意外に冷静でした。 が、クラスメートのときはもう次から次へと涙がでてきて参ってしまった。 「そうそう、あの時のこの子の怪我は大変だったよな」とか 「そういえば○○ちゃんの指しゃぶりは親指じゃなくて中指と人差し指だったなぁ」とか 「小さかったのに大きくなったなぁ」とか 「育児で悩んでたお母さん、先生がこんなに褒めてるじゃないの。よかったね。」とか、 思い出は走馬灯どころではなくメリーゴーランドくらいの速さでぐるぐると駆け巡るのだから涙も止まらないわけです。 他のお母さんも終わった後顔をみたら埴輪のような目になってましたね。
頭の奥がスーンとしたまま、謝恩会会場へ。 私は卒業対策委員なので、常に動いておりました。それこそ余韻に浸る間もなく。 とにかく、全職員がとても喜んでくださいました。あちこちで先生方も泣いています。 兄弟のように育った子供達は大興奮で走り回っていました。
最後は花道をつくって先生方をおくりだしたのですが、 長男Rの手を握って話さない先生がいました。 担任でもなく、なにかで係わったわけでもないようなんですが、長男Rも先生も泣いています。 あとから聞くと、給食の先生だそう。
私が知らない彼の生活があったのだとあらためて思いました。 親が知らないところで子供はたくさんの人の手で育てられている。 胸が熱くなりましたよ。
きっと入所当時はこのことへのこだわりがあったような気がします。こんなに素直にありがたいと思えなかったかもしれない。 何でも自分でやりたいのにやれない葛藤もありました。 『ありがとうございました』をこんなに心から口にできたことも、そう言える人たちに出会えたのも嬉しかったです。
父親達の歌の披露もあり、JGは毎晩夜中に帰宅しながらも練習してました(笑) それに付き合いながら、この一週間はよく思い出話もしました。お互いを労ったりね。 子供の成長の一区切り。親としても一区切り。
また新たに始まる生活のために、もう涙はたくさん出てしまったので後は希望のみを胸にがんばろー! ・・・といいつつも、まだまだ脱力中でございますよ。 あぁ。春なのにぃ〜。 お弁当作りの日々も目前だ。体操着入れや手提げかばんを縫わなきゃならんじゃないか。 次男Kも進級したし、新しいシーツも縫わなきゃね。
怒涛の育児はまだまだ続く。
それでもいつも思います。
君たちがいるから頑張れる。
2004年03月20日(土)
|
|
|