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■ 蝶々、飛ぶ。
また子供達と動物園に行った。 また昼過ぎからのんびり出かけた。 またJGは仕事に行っている、母と子の3連休。 おや?ということは、偶然だけれど一年前と同じことをやっている私達(笑)
いつもの動物園。子供達の方が保育園の遠足などでよく来ている動物園。 いつもみるコースは決まっていて、よく飽きないなぁと思っていたのだけれど、 今日は長男Rが、「昆虫館行こう!」と嬉々として言うのである。 今までは「どこ回る〜?」という計画に即座に却下されていた昆虫館だ。 とくに嫌だったわけじゃなくて、存在感が申し訳ないほど薄かった。
ものすごく乗り気の長男Rに手をひかれるまま、私達は昆虫館へ。 想像どおり、卵だの、幼虫だの、成虫だの、 目を凝らさないとわからないくらいの虫たちがくっついている植物だのが、地味ーーーに展示してある。 あっという間に出口の→が見えた。 すると、突然長男Rが、「目、つぶって!!」というのである。 は?目??「早くッ!絶対あけちゃだめだよ!」と手をひっぱる。 いやーん、目を開けたら目の前に芋虫の軍団が居るんじゃないでしょうね?いやーなドキドキなんですけど。 と思いながらも、壁にぶつかるほど本気で目を瞑る私。 と、突然、もわーんと熱気が漂ってきた。 「はい!いいよ。開けて!」の声で目を開ける。
・・・・・・・・・うわぁ。。。。・・・・・。
さっきの地味な展示室から一転してここは楽園?(笑) 建物の3階くらいの高さの空間が広がっていて、植物が生い茂り、南国チックな花が咲いていて、蝶々が無数に飛んでいるのである。 びっくり。 ぼけっと立っていると次男Kの頭にもちょうちょが止まる。 長男Rは「びっくりした?びっくりした?」と私に聞く。
実際、確かにいきなりあの光景には驚いたが、どうだろ。 きっと、長男Rの演出がなければここまで素敵な光景に見えなかったと思う。 こんなとき、本当に彼を愛しいと思う。すごいサプライズだ。
きっと10年後くらいにはどこぞのお嬢さんにこんなことしてるんでしょうね。 うんうん、今だけ、母さんはこのささやかな温かい気持ちを噛み締めておく。 そしておばあさんになって、何度も何度も思い出話で繰り返して五月蝿がられるんだ。
それにしても冬の動物園、動物も人間も寒そうで寂れてました。それもなんだか私は好きですが。 また来ようね。一年後の冬にでも。
2004年01月11日(日)
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