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■ 彼らの小さな社会
子育てに関して理想だと思っていることの一つに、 核に親が居て、なおかついろんな人が、(言葉が適切ではないかもしれないが)「よってたかって育てる」というのがある。
他者に任せるという意味ではない。あくまでも核に親があっての話。 祖父母から学ぶことも多い。もちろん保育園や学校の先生、友人達、近所の人々からも子供達は多くを教えられるからだ。
先日、洗濯物をたたみながら、長男Rと次男Kの会話をなんとなく聞いていた。
R「ねぇ、Kちゃん。いっちばん偉い人はだぁーれだ」 (なんと唐突な質問だこと)
K「パパ!」 (即答だ・・・)
R「えー。ママだって偉いよ。ごはんつくってくれるし!」 (もっといろいろしてるけどなぁ:笑)
K「じゃぁ、おばあちゃんもだ!美味しいよねっ、ごはんー」 (たしかに。母もそう思う。)
R「でも、僕だってえらいよ。毎日がんばってるしー」 (そうね、いろいろね。)
K「じゃぁ、Kちゃんもだぁー!がんばってるしー」 (だよねぇ・・・)
R「先生も偉いんだよ。お泊り会のときに『今日は先生がお母 さんになるから』って言ったよ」 (じーん。)
K「じゃぁ、やっぱりママだ!」 (・・・ん?)
と、こんな6歳児と3歳児の会話だったのだけど、 それからもどんどん身近な「偉い人」が出てくる出てくる。 その理由がいちいち可笑しくてにやにやしながら聞いていた。
そうだよ。それが君たちの小さな社会。 目を見開いて沢山学んでほしいよ。と、母は笑いながら洗濯をたたむ。
2003年12月07日(日)
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