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■ 生活する身体
先日の舞台の写真ができていた。
あ・・・・れ?
日常生活で自分を客観的に見る機会ってあまりないから、 ビデオや写真で自らの「動き」を確認する作業は面白い。 「踊っている」っていう日常生活の動きとは全く違う動きを、 じっと見る。 穴掘ってもぐりたいほど恥ずかしいのも、 知らなかった自分のことを知って驚くのも、 他人事のように身体のパーツを研究してみるのも、 自分の周りの空気を離れて見るのも、 全部含めて面白い。
で、写真をみたんだけど。 あ・・・れ?
ちょっと自分のたくましさにびっくり(笑) 以前は細い腕が嫌で衣装では絶対それがわからない衣装を選んでた。 うすっぺらい上体が嫌いでアバラ開いて太く見せてた(大間違いの踊り方です)。
が。
今回ノースリーブの衣装だったんですが、たくましかったなぁ。二の腕。(笑) でも悲しいかな、やっぱりその方が様になる。
フラメンコを踊っているとよく言われた。「もっと太りなさい」って。 手首が細すぎるってなことも言われたな(苦笑)。今思うとそりゃないよ。って台詞ですね。 確かにね、そのほうが格好がつきやすい。あの頃、先生が何を言わんとしているかはわかってた。
でも・・・なんとなくそんなことじゃないような気がするよ。 太ればいいってもんじゃないと思うよ。 踊りを休んでいた6年間で私は毎日のように子供を抱いてた。 そりゃぁたくましくもなるもんだ。たまたま私はそんな毎日だっただけで 人それぞれの生活でそれぞれの身体ができてゆく。 そうやって、生活して身体を作っていくっていう事なんじゃないかなぁ。
バレエのように夢のように重力を感じさせない踊りと違って、土に足がついてる生活の中の踊りだから魅かれた。 喜怒哀楽を思う存分表現する生身の踊りだからひきつけられた。 そして、10年以上前に自分の身体に四苦八苦していたことも思い出して懐かしくなった。
今は身体も過渡期な気がする今日この頃。
2003年11月25日(火)
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