日々のあわ
あかり 



 灯ともし頃

この時間がすきです。
子供の頃からしょっぴり寂しい感じと、肌が白く発光するような急激に闇に向かってゆく
色の変化がすきでした。

 『季節の変わり目には窓を開けて 夜の匂いを待つ
 わたしの好きな灯ともし頃は寂しいときだろうか』 
 (浅川マキ)


過渡期がいいのかな。
移り変わる様がすきなのか。寂しいんだけどそれがいい。




昨日から泊りで出張でした。
上野から2時間半くらいかけて、なーんにもない、だだっぴろーい土地へお仕事に行きました。
周りに高い建物がなく、道が広い。
空が、なんとも広く、久々に大きい空の夕焼けを見ることができました。

濃紺と水色とオレンジとピンクが絶妙な割合で混ざった、秒刻みで変化していく空。
うっとり眺める。

あとはホテルの部屋でひたすら今度の舞台の振り付けを確認する。
階下がフロントなのをいいことに、ドタドタと足のステップの運びも確認する。
それだけ。
なんだかイマイチピンとこない出張でした。
いったい何をしにいったんだろう。

2003年10月19日(日)
comments
初日 最新 目次 MAIL