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■ 自由
友人が貸してくれた漫画を読んだ。 最後にエッセーみたいな感じのページがあって、 作者の何気ない日常のことが書いてあったのだが、 この人、2児の母で、仕事も忙しくてアプアプしているのに、 ある日ふと、3人目が欲しいと思って夫にそういったらしい。 そうしたら、夫が「これ以上大変になってどうすんの?」 みたいなことを言って、彼女はそれでもやっぱり欲しいと思った。らしい。 で、その文章の最後に、
『私はいったい、自由になりたいんだか、不自由になりたいんだか。』
と書いてあった。
この言葉、この気持ち、とてもよくわかる。 そうそう。家庭を持って、母になって、仕事もして、一応やりたいこともやっている。自分が選んで自分で忙しくなって自分でアプアプしている。 不自由である幸せ。 これは、母になって知った。 でもやっぱり自由にはなりたいんだ。切実に。 両方望む。っていうか、ちゃんと「幸せ」を持っているから、 また望む。 うーん。強欲・・・・。
過去に、まったくの自由だと思ったとき。 でも守りたい人がいて失いたくないものがある。自分が誰かの子供だってだけで、それはもう不自由だと思った。 でも心のなかで、自由、自由と叫んでいた。
そういえば、初めて「Sell my soul」 を聴いたとき、
『自由に縛られている』
っていう歌詞にが妙に心に残ったなぁ。 なんだかたまらない気持ちになったのを思い出した。
今でも私は自由に縛られているのか。 時間的に言えば、ほんっとに不自由な生活を送っているんだけどね。
2002年12月20日(金)
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